軽々しく「鬱病かも」「うつっぽい」というような人が多くなってきていると感じます。
「うつっぽいって熱っぽいみたいに言うなよ!」って思ったりもします。
また、SNSやブログのプロフィールでもキャラ付けなのか意図は不明ですが、うつ病(鬱病)であることを記載していたりアピールしている方もいます。
自分では鬱ではないと個人的に思ってましたが、まわりから鬱だと言われたり、
症状を話すと鬱病で通院している方からも「病院に行った方がいい」と言われました。
ですが、自分では鬱ではないと考えて対処できるだろと考えていました。
うつ病かもしれないけど、違うと考えた理由
個人的には、昔から鬱病や精神に興味がありました。
松本人志の「松本裁判」を読んで精神とか心理に興味を持って、小学生なりに低レベルでしたが調べたり、関連がありそうな本を読んだりしました。
その後、中学生の時に中島らもを好きになり多くの本を読んだことがキッカケだったかもしれません。
世間的にも「うつ病」が広く認知されてきていて、情報も出回るようになっていましたし、興味があったので知識が多少あったという部分は大きいかもしれません。
なんか精神鑑定とか、専門家にやってもらいたいなぁとか当時は思っていましたね。
今は、面倒なんで別に思いませんけどね。
変な部分で楽観視する自分の性格
下手に知識があったからという部分と、あとは性格の問題ではないかと今は考えています。
調子が悪かった時は、今まで経験したことがないほど不調ではありましたが、
「死ぬまでの問題ではないな」と、どこかで考えていましたし、
「最悪でも死ぬだけだしな」と、矛盾しているようですがこのように客観的に考えている部分がありました。
根拠も何もなく「まぁなるようになるだろ」と考えている部分があり、変に楽観視している部分があったのも確かです。
特に死んでも影響はない存在なんで、そこら辺を深刻に考えていない部分はプラスの影響を与えたと考えられます。
もっと酷いうつの例を知っていたから
書籍や身近な例で、うつが原因で自殺まで至ったり、別の精神疾患の例などの酷いものがあると知っていたということから、自分はまだまだだと考えていました。
「うつ」かもしれないけど、大したことない。
もっと酷い例があるし、その域までは全然まだまだ遠いと考えていましたね。
こんな程度で「うつ」なんて言ったら笑われちまうぜって感覚を持っていました。
特にキッカケが思いつかなかったから
調子が悪くなった理由が自分ではよくわかりませんでしたし、何かキッカケとなるような出来事があったわけでもなかったので、仕方ないと考えていました。
だから、何かで悩むというよりはひたすらに調子が悪いだけでしたので、この部分が良かったのではないかと思います。
ただ調子が悪い分には、耐え忍ぶ、やり過ごすしかないって考えてました、
ある種、変な意識がなかったのがプラスに働いていたのかもしれません。
期待しないという考えがあったから
個人的な心情に、「期待しない」という考えを持っています。
これは誰に対しても、何に対しても自分に対してもです。
期待しなければ、無駄に絶望することも減るからです。
価値とか意義とかを生きてる事に対して考えるのもバカらしいので、生まれたから仕方ない程度に死ぬまで暇つぶしだなって少し思っている部分があるから、悲観的にならずに済んだのかもしれません。
「うつ病」ではないが、どのような状態だったか
さて、自分では鬱ではないと当時も今でも思っておりますが、具体的にどのような状態だったかを紹介していきます。
プロうつ選手にしたら、大したことない症状かもしれませんが、けっこうしんどい時期もありましたので、今は改善・軽減されて良かったです。
基本的に気分は落ち込んでいたり不安な状態であったのとは他にどのような感じだったかということです。
実際、他にもいろいろな症状はありましたが、とりあえず主なものだけを紹介します。
記憶力・注意力・判断力が低下した
もともと人の名前を覚えられない部分はあったのですが、仕事で関らないといけない人など忘れそうもない人の名前が出てこなかったりしました。
あとは、物忘れなども多かったですね。
コンビニに行って財布を忘れてレジの人に取りに帰りますっていう流れが多くありました。
まぁコンビニ店員も、財布をしっかり取りに帰って支払いはしてくれる人だという認識を持ってくれてたので優しく対応してくれました。
セイコーマートのホットシェフを良く買っていたので、財布を取りに帰ってからまた来るとホットじゃなくなっていた程度の不便さはありましたが、しっかりとお金は払う客というキャラクターを店員側も理解していたので、ただのマヌケ程度にしか思われていなかったでしょう。
また、知人・友人に対して、同じ話をしたりしていることも多かったので、いろいろと記憶力は低下していたなと今でも思います。
計算が出来なくなった
簡単な計算が出来なくなったり、細かいことが考えれなくなっていました。
まぁこれも記憶力の低下と関連する部分があるのだと思います。
仕事が記事を書くことがメインでしたので、支障はあまりなかったのが幸いでした。
買い物の時に、変にドキドキしてレジに並んだり、無駄にたくさん買ってしまっていたりと計算通りに行ってないなということがありました。
計算できないというより、なんか計算に頭が回らないという感じですかね。
あとは買い物時も基本的に酔っぱらっていたので、致し方ない部分もあるかもしれません。
部屋が散らかった
そんなに整理整頓が得意ではないという部分もありますが、部屋は散らかっていましたね。
片づけをする気力があまりなかったですし、基本的にやる気が入らないので漠然とした時間を過ごすことが多かったです。
ソファに座ってひたすら同じDVDを観ながら酒やグラつくものを摂取するという余暇の過ごし方をしてフワフワしているようにしていたので、部屋が散らかるのも無理はないでしょう。
酒量が増えた
基本的に毎日飲んでましたね。
少しでも楽しくなりたくて飲んでました。
ウォッカを毎日飲んでいたので家ではグラグラしてました。
休日は起きてシャワーを浴びれば飲んでもいいというルールを設けていたので、朝10時前後からは飲んでいましたね。
といっても浴びるように飲んではいなかったので、意識を失うようなことはありませんでしたし、ヘラヘラしてる程度でした。
まぁウォッカのおかげで気が紛れたので、個人的には治療になったと思ってます。
身体にはよくないですけどね。
家から出たくない
これは今でも家にいられるならいたいですけどね。
実際、家にいたいというよりは行きたくない場所に行きたくないという部分も強かったと思います。
家にいれば、他人と会わなくても済むという部分もありますね。
基本的に不調になる前から人間に会うのは苦手なシャイボーイ通り越して人間嫌いなんじゃないかと自分でも思っているので、不調関係ないかもしれないです。
今でも仕事の帰り道で、「帰りたい」と口ずさみながら歩いていることがあるので、
行きたくない場所から早く出たい、行かなくて済むなら行きたくないという感じでしょうか。
体調は基本悪かった
今でも頭痛、肩こり、目痛、などはデフォルトでしすが、体調は全般的に優れませんでした。
休みの日に朝から飲んで酔っぱらったときはヘラヘラはしてましたが、日常生活は基本不調でした。
今思えば、幻聴・幻覚の類いも見聞きしましたし、求めていたので酒などのアイテムを駆使して暇つぶしと現実逃避をしていたのも体調不良の原因のひとつでしょうね。
実際、精神不調の時は元々ロックとかビートルズが好きということもあってトリップ体験をできないかなと期待している部分もあったので、たまにまた見たいなと思う時もあります。
あと、オバケとか気味が悪いものを見た気になるときも、なぜか怖さより向かっていくという、挑発するというメンタルになりました。
精神的な不調に慣れてきていた
例にあげた不調以外にも、たくさん不調はありましたしエピソードもありますが、別の機会にまた書きます。
また、改善しようと当時に行っていたことも別の機会に紹介したいと考えています。
結局、「うつ」だったかはわかりませんが、「不調」に慣れてくるので対応が自分なりにしやすくなったり、良い日と悪い日がなんとなくわかるようになってきたのも良かった点ではないかと思います。
うまく付き合えるようにしたというか、順応したとも考えられます。
根がネガティブで落ち込んだり悩んだりは昔からしてきたので、それが少し酷くなったんだろうという考えで深刻に捉えなかったのが自分の場合は良かったのかもしれません。
まぁ今でもそっち側に行こうと思えば行けるしな、みたいな変な気分を持っているのでいつか行き来してしまうかもしれませんが、そん時はそん時みたいな気持ちです。
結局「うつ病」だったんだろうか?
自分は専門家ではないし、病院にもいかなかったので当時の状態で「うつ」であるかどうかはわかりません。
と言いますか、診断されてないんで「うつ」ではないですね。
自分自身でも、「うつ」ではないと考えていますし、うつ病だったとしても自分で打ち勝ったということになるのではないかと思います。
深刻な人は沢山いますし、うつは誰にでもなるし風邪のようなものとも言いますので、程度や症状に差があっても不思議ではありません。
精神や脳からくる不調は興味深いですし、自分もまた調子を崩す可能性がないわけではないと考えて、いろいろ健康や生活について見直す時期なのかと思っています。
完治というよりは、これからも落ち込んだり、もっと明確な理由や原因がはっきりしている問題で不調になるかもしれません。
まぁそうなったとしても、しんどいだけで大したことないって感じですけどね。