採用活動において、カジュアル面談というステップを踏む場合も増えてきています。
カジュアル面談は、選考に進む前にカジュアルにお互いに話をする、顔合わせをする、などの意味合いで利用されているものですが、カジュアル面談をしたからといって確実に選考に進めるわけでもありません。
また、カジュアル面談をしたうえで求職者側も選考に進むかどうかを考える場でもあるので、採用側は落とす、求職者側は見送るという選択を双方でする場でもあります。
カジュアル面談で落ちるということはどういうことなのかを考えていきましょう。
カジュアル面談も落ちることはある
結論としていえば、カジュアル面談も落ちることはあります。
選考ではないという体なので落ちるという表現は適切ではないかもしれませんが、カジュアル面談は選考じゃないふりをした選考でしかないので、コイツないなと思われたら当然落ちるわけです。
中には、カジュアル面談をしないと選考に進んではいけないというルールがある会社の場合は、ほぼほぼ選考に進むこと前提で行われるのでよほどのことがない限りカジュアル面談の時点で落ちることはないことが多いです。
しかし、基本的にカジュアル面談は本選考に進む前の軽い予選みたいな感覚で捉えたほうがいいので、落ちることもあると考えて臨んだ方がいいでしょう。
ですが、カジュアル面談って基本的にこっちから依頼してやってもらうというよりは、あっちから、是非!お話だけでも!みたいなテンションで決まることが多いので、落ちるということに驚いてしまうことはあるかもしれません。
あっちが欲しがってる感じがしたのにと思ってしまうのも理解できますが、いざ会ったり話してみたらイメージと違ったということでカジュアル面談でも落ちるということはそれなりにあるのです。
カジュアル面談の落ちるは不採用ではなくお見送り
カジュアル面談で落ちるというのは不採用というより、選考を見送りますということのが適切です。
カジュアル面談後に、不採用となりました、お見送りさせていただきます、的な内容の連絡が来ることもありますが、カジュアル面談では明確に落ちたという連絡があるわけではなく、その後に連絡がないこともあります。
また、カジュアル面談後に連絡がないからと言って、求人に応募できないわけではないので釈然としないのであれば応募して明確に不採用の連絡を貰ってもいいと思いますし、受かる可能性もゼロではないかもしれません。
多くの場合でカジュアル面談で選考に進む際は、終わり際に選考に進ませていただきたいのですがどういたしますか?というような質問をしてくるので、その質問や問い合わせがない場合は落ちたと考えてもいいでしょう。
しかし、カジュアル面談をする人は面接官ではないことも多いので、カジュアル面談で連絡がなく落ちたと思っても絶対にその企業は無理というわけでもないので、本気で入りたい場合はとりあえず応募したほうがいいと思います。
カジュアル面談で落ちたらむしろラッキー
カジュアル面談で落ちたと悲しむよりは、カジュアル面談で落ちたほうがむしろラッキーです。
なぜなら、本番の面接や試験などのを受けて落ちるよりもずっとカジュアル面談で終わる方が楽だし無駄な時間がないからです。
カジュアル面談は選考に進ませるかどうかの判断をする場であるということで、おそらく経歴やスキルなどがマッチしたのでカジュアル面談が実施されたということですので、それ以外のよくわからん要素というか価値観で排除されたから落ちたわけですよね。
あなたもその会社の職務内容や事業内容、待遇面でそれなりに良いと思ってたからカジュアル面談を受けたことと思います。
ここまでの部分であれば、お互いに良いと思ってたといえますが、それ以外の部分で合わないと判断されて落とされたといえるので、なんで落ちたかよくわからないとしても良かったと考えることができます。
能力やスキル、経歴は問題ないけど会話をしていてその会社の人が合わないと感じる部分があったわけで、それはあなたがミスをしたとも言い切れません。
つまり、カジュアル面談で落ちたというのは、あなたのスキルや経歴が足りなかったというわけではなく、なんとなく価値観や考え方が合わないと相手に思われたからというわけです。
根本的な感覚が合わない会社であったと考えることができるので、働いてみたら違和感を抱くことが多かったかもしれませんし、自分では嘘をつくしか受かる方法がなかったと考えたら早めに合わない会社とわかってラッキーと考えたほうがいいのです。
カジュアル面談でも落ちるし落ちたとしても気にしない
カジュアル面談は選考の一歩手前で、選考に入ると聞きにくいことや自分の価値観を伝える場でもありますので、落ちるかもという考えを捨てて言いたいことは言う、聞きたいことは聞くというスタンスで臨んだ方がいいと思います。
そのうえで、選考に行ければ後はアピールや面接、試験を全力でやればいいだけですし、選考に行けないようであれば考えや価値観が合わなかった、理解されなかったんだなと割り切ることができるからです。
カジュアル面談の良い部分は、本選考や面接では聞けないことなどを探りやすいという部分です。
探ったうえであなたがないなと思うでしょうし、探られて嫌と感じるような会社であればそれなりの会社なのでしょう。
なるべく長く安心してストレスなく働ける会社を選びたいという人の方が多いでしょうから、カジュアル面談で落ちることを気にしないで、カジュアル面談で落ちたってダメージないわ!って感じで踏み込んで話を聞いてください。