仕事をよく頼まれるなと感じる人は、仕事を頼みやすい人と思われているかもしれません。
また、仕事を頼むという行為をしたことがあるあなたも、頼む相手の何かを感じ取って、仕事を頼むという判断をしているはずです。
仕事を頼まれる理由と仕事が頼まれやすい人の特徴を考えていきましょう。
仕事を頼まれるのには理由がある
仕事を頼まれるのには理由があるはずです。
理由は相手方にもあるでしょうし、頼まれてしまうあなたにもあります。
なぜ、あなたが仕事を頼まれることになるのかを考えなければ、よくわからないままに仕事を頼まれ続けてしまい、損を感じてしまったり、自分がやりたいことができないなどの影響も考えられます。
仕事を頼まれる理由としては、
- 相手ができない状態で代わりを探している
- 相手が楽をしたいと思っている
- あなたが適任だと思われた
- あなたが暇で手が空いているから
などなど相手の考えやあなたの状況によってさまざまあるでしょう。
しかし、なぜ自分が頼まれてやることになったのか、という部分を認識しておかなければ、なんとなく頼まれたことをしているだけの人になってしまうかもしれません。
また、仕事を頼まれる理由を明確にすることで自分が周囲からどう見られているのかという客観的な評価を分析することもできます。
なんだが仕事をよく頼まれてしまうなと感じているのであれば、なぜ自分に頼むのかという部分を考えてみる必要があるかもしれません。
仕事が頼まれやすい人は大きく2種類いる
仕事を頼まれる理由を知るにはまず、仕事が頼まれやすい人の特徴を理解しておく必要があります。
なぜなら、仕事が頼まれやすい人の特徴は大きく2種類に分けることができるからです。
簡単に言えば、
- 仕事ができるがゆえに仕事を頼まれてしまう人
- 仕事ができないからこそ仕事を頼まれてしまう人
という両極端なのに、仕事を頼まれるという部分では共通してしまうという不思議な現象があるのです。
しかし、どちらの理由から仕事を頼んでいるのかは、頼む人も言いませんし、自分から聞くということもあまりないでしょう。
どちらにせよ、仕事を頼まれているということには変わりはないのですが、仕事ができるから頼まれる、仕事ができないから頼まれるでは、仕事を頼むという意味自体が大きく変わってくるのです。
仕事が頼まれやすい人:仕事ができる人の場合
仕事ができるがゆえに仕事を頼まれてしまうというケースがあります。
例えば、能力が高い人はタスクをこなすスピードも速いので、手が空きやすく仕事を頼まれてしまう可能性は高くなります。
また、そつなくこなす人も同様に頼まれやすいという部分があるでしょう。
クオリティの高さやミスの少なさなどが信頼になり、その部分から仕事ができる人は手が空いていなくても、仕事を頼まれやすくなる面もあります。
なぜなら他の人よりも品質が高くリスクが少ない人に依頼したくなるものだからです。
少し、頼む側の狡さみたいなものも感じてしまうこともありますが、多くの場合で仕事ができる人が仕事を頼まれやすいという理由は、信頼感があるという部分からではないでしょうか。
仕事が頼まれやすい人:仕事ができない人の場合
反対に仕事ができないからこそ仕事を頼まれるという場合もあります。
えっ?なんで仕事ができないと思われている人にわざわざ仕事を頼むの?と思うかもしれませんが、頼む仕事の質や頼むという意図に大きく違いがあります。
簡単に言えば、仕事ができない人には仕事を任すことはあまりできませんが、何もさせずに遊ばせておくわけにもいかないですよね。
また、ずっとつきっきりで指導したり確認したりするのも、する側に大きな手間になるものです。
つまり、厄介払いしたいから何か適当な仕事を依頼するというケースが増えてくるのです。
やってもやらなくてもいいようなことや誰でもできるような簡単な作業などをとにかく押し付けて、放置するという感じですね。
このような部分から、仕事の質と頼むという意図に違いがあると考えられます。
なぜ仕事を頼まれるのかを考えてみよう
仕事が頼まれやすいと感じているのであれば、自分はどうして仕事を頼まれているのだろう、ということを冷静に考えてみましょう。
仕事ができると思われているからであれば、悪い気はしないかもしれませんが、そのことで本来やるべき仕事であったり、やりたいことができないのであれば、なんらかの対処が必要になるでしょう。
仕事ができないから厄介払い的に仕事を頼まれているのであれば、これまでの自分の仕事ぶりや能力を見直さなければいけないかもしれませんし、不当な扱いを受けているという可能性も否定はできません。
どちらにせよ、頼まれた仕事をやるということは間違ったことではないですが、その会社や仕事を通じて得たい知識やスキルがある、何らかのビジョンがあるのにもかかわらず、仕事を頼まれることで阻害されている、効率が悪くなっているのであれば、会社や仕事自体を変えるなどの行動が必要になってくることもあるでしょう。
このように自分が満足して働けている状態でないと感じたのであれば、仕事を頼まれる状況や環境からの離脱も検討してみましょう。