間違いを認めない人や会社がいますが、
多くの場合、間違いを認めなかったことで迷走していきます。
間違いを認めないことは失敗から学ぶことを放棄したとも言えます。
なぜあからさまな間違いや失敗から目を背けて、
自殺行為とも言えるような異常な暴走をしてしまうのでしょうか。
間違いを認めないと失敗から学ぶことができない
間違いを認めるのは勇気がいることですが、
目に見えてというか誰の目から見ても間違いであった、
ということは、
失敗という結果が出ることでわかることですよね。
中には結果を見る前から間違いのことも多々ありますが、
会社で上の人間がそう舵を切った場合は止めるのは難しいです。
ですから、失敗という結果を持って、
間違いを認めることが必要になるわけですが、
失敗を目の前にしても間違いを認めないのであれば、
- 現実を見ていない
- 結果を受け止めていない
- 失敗は何かの間違いだと言い訳している
というような状態になり、
間違いを棚に上げ、失敗から学び修正するチャンスを、
自ら放棄しにいったという愚行にしかならないのです。
なぜダメな会社は間違いを認めたがらないのか?
ダメな会社は高確率で経営者や上層部がダメです。
ですが、ダメな会社ほど経営者や上層部の意向で動く仕組みになります。
経営者の思いつきや言動に振り回されたり、
やれと命令されたことはやらないといけないわけです。
つまり、失敗や間違いの発端が経営者や上層部にあるのです。
言いだしっぺであるので失敗したことの責任は明確ですが、
ダメな会社は上の人間ほど責任を取りたがらないので、
- 自分の指示や判断は間違いではない!
- 失敗したのは他の要因のせいだ!
と、抜かすだけで周りのイエスマンも同調し、
事実を歪めて失敗した結果を直視せず、
間違いを認めないままトンデモ発言を繰り返し、
下の人間に責任を丸投げしたり、
あからさまな失敗の原因から目を背け続けるのです。
間違いを認めない人や会社が暴走する理由
間違いや失敗は何をするにもつきもので、
その間違いや失敗を如何に最小限に食い止めて、
今後に活かしていけるか?が重要になりますよね。
ですが、間違いを認めない会社は暴走します。
もっといえば、間違いを認めない人の場合は、
失敗という結果が出る前から暴走である可能性も高くあります。
失敗する前から暴走している状態で、
案の定、失敗となっても暴走の手を緩めないのは、
もう責任を認めたくないという気持ちだけではなく、
自分がしていることを妄信している状態に入っています。
ある意味で最悪なゾーンに入っているとも言えますが、
引くに引けないのか正常な判断を失っているのか、
あるいは両方かもしれませんが、
あれ、この会社をぶっ壊すことが目的なの?
って思わすぐらいの暴走をし続けてしまいます。
おそらく間違いを認めないで現実逃避しすぎて、
頭がおかしくなってしまったと考えるしかないでしょう。
失敗から学ばないので間違いを繰り返し失敗する
失敗から学ばないどころか、
失敗したことすら認めないわけですから、
なぜ失敗したか、成功するにはどうするべきか?
という部分まで頭が回っていないのです。
なぜなら、失敗していない!と言い出していたり、
失敗したとしても俺のせいではなく別のせいだ!、
と抜かしていたりと、
失敗は自分のせいではないどころか、
自分がしていることは成功するはずだったが、
自分以外の何かのせいで失敗したという考えになっているので、
あるはずもない失敗の原因を作ろうとします。
つまり本質的な問題ではなく、
まったくもって無関係な原因や問題を捏造することに、
理解することは出来ませんが注力するので、
失敗から学ぶなんてことになるはずもなく、
また同じように暴走し失敗を繰り返すだけになってしまうのです。
間違いや失敗を直視しないので愚かなままでいる
間違いや失敗を直視しないで我が道を行くということは、
愚かなままでいるということと同じです。
ある意味で間違いや失敗を犯すノウハウだけは持っているので、
間違いや失敗をするのが大得意という感じのままでいます。
確実に間違いや失敗に導くだけの存在になり、
なぜだ?なぜだ?と原因に気がつきません。
灯台下暗しとはこのことを言うのかもしれませんね。
何度失敗しても同じ手法や考え方のままで、
何度同じ目に遭っても改めないのは、
愚かだからとしか言いようがありませんし、
愚かでいることに気がついていないのか、
学ぶことを放棄し問題を見ず考えないままでいるのは、
ただただ残念としかいいようがありません。
意地なのかプライドなのかわかりませんが、
愚かな考えを改めないで突き進むという会社や人はいるのです。
会社の経営者や上の人間が間違いを認めないと終わる
会社の場合、経営者や上の立場の人間が、
「間違いを認めない」と崩壊していきます。
なぜなら間違いや失敗の規模が一般社員とは大きく違いますし、
影響力にも大きな差があるからです。
ですが、ダメな会社は上の立場になればなるほど、
「間違いを認めたがらない」という傾向になります。
間違いを認めないどころか、間違いではないと判断し、
暴走をし続けるようになることもあります。
失敗が続けばいつまでも会社も持たなくなります。
会社がどんどん切迫していくのが目に見えても、
ダメな経営者は間違いを認めないままでいるのです。
自分の非を認めるよりも他責にして会社の崩壊を選択する、
という狂った考えになり、崩壊の日まで暴走を続けることになります。