簡単な仕事、簡単な作業を依頼したにもかかわらず、全然終わらないなーと不思議に思うことはないでしょうか。
このような場合、単純に仕事が遅いということもありますが、無駄なこだわりを仕事に対して発揮している場合があります。
こだわることは悪いことではありませんが、無駄なこだわりは仕事には不要であったり迷惑になることがほとんどです。
無駄なこだわりが仕事に迷惑な理由、無駄なこだわりを仕事で出してしまう人について考えていきましょう。
仕事の無駄なこだわりとは何だろうか
仕事の無駄なこだわり、というのを定義するのは難しいですが、簡単に言えば、不要な部分にこだわりや時間をかけていることではないでしょうか。
たとえば、データを一覧にして出してほしいと依頼して、何らかのツールからデータをダウンロードしたものを一覧にしてくれる程度でいいよ、と依頼したにもかかわらず、装飾やフォントなどに無駄にこだわっていつまでたってもデータが手元に来ないなどは、無駄なこだわりといえるでしょう。
多くの場面や仕事で無駄なこだわりを感じてしまうことはありますし、良かれと思ってやってくれている場合もあります。
また、本人は無駄なこだわりと考えていないこともあるので、指示や依頼する側も頼み方を気をつけなければいけない部分もあります。
しかし、本質とは外れた仕事の無駄なこだわりに時間を多く割かれてしまうと、仕事の遅れやスケジュールに支障が出る、次の機会に仕事をその人に頼むのを躊躇してしまうなどの弊害が出てしまいます。
仕事において無駄なこだわりとどちらか一方でも感じられてしまうと無駄なこだわりとなってしまい、双方に良い影響が生じるとは考えられません。
依頼する側は、何をして欲しいのか、どれぐらいの期間で終わらせてほしいのかをしっかり伝える必要がありますし、作業する側は、何を求められて、何をすべきなのかを考えて進める必要があります。
無駄なこだわりを仕事で持つことで仕事が遅い人はいる
無駄なこだわりを仕事で発揮してしまうことで仕事が遅くなってしまっている人はいます。
頼んだ側からすれば、これぐらいで終わるだろうという想定のものもまだ終わっていないと、何にそんなに時間がかかっているのだろう?と思ってしまいます。
また、急ぎの場合などに余計な部分で遅延していることが分かれば苛立ちを感じてしまうこともあるでしょうし、仕事を頼む気が次からはなくなってしまうこともあるでしょう。
無駄なこだわりを仕事で出してしまうことで、仕事が遅くなっている人は、仕事が遅いことや周りに迷惑や疑念を与えていることに気がついていないことがほとんどです。
なぜなら仕事への無駄なこだわりということを自覚していないので、必要なことをしているという認識で仕事を進めている可能性が高いからです。
しかし、傍から見たらどうでもいいことをしているという風にしか見えていないので、無駄なこだわりと認識しかされませんが、本人は仕事を真面目にしているという感覚しかないということがあり難しい話なのです。
無駄なこだわりを仕事で持つ人は柔軟性に欠ける場合がある
仕事に無駄なこだわりを抱いてしまう人は、柔軟性に欠ける場合があります。
手を抜く部分やとりあえずでいい部分などにも変なこだわりを持ってしまい、時間がかかる、要領が悪いなどの課題を抱えていることが多いかもしれません。
また、自分で決まてやり方や形式に依存してしまうことで、求められていることができない、効率的ではない方法を取って進めていることもあります。
マニュアル通りでなければいけないと考えてしまう、もっと効率的な方法を提示された際にも受け入れられないなど、変な部分に無駄なこだわりを仕事で持ちやすい人は、臨機応変さや柔軟な思考や対応が取れないことがあるでしょう。
無駄なこだわりを仕事で持つ人は要求を理解していない
何か依頼されて作業なり仕事をする場合は、相手の意図や要求を汲み取らなければいけません。
この部分を適切に汲み取り、迅速に対応することが多くの場合で求められていることであり、信頼や評価につながる部分でもあります。
しかし、相手の意図や要求とは関係ない無駄なこだわりを仕事で持ってしまうということは、そもそも相手の意図や要求を汲み取れていないということです。
確かに、意図や要求を超えて、より良いものを提示することで感謝されることもありますが、この場合は無駄なこだわりとは言わず、気が利いている、先を読んで行動しているということになります。
相手の意図や要求にプラスの要素がない部分でこだわることが仕事での無駄なこだわりと言えますので、自分に何を求められているか、相手は何を求めているかを認識できていないともいえるかもしれません。
無駄なこだわりを仕事で持つ人は頑張っている風の迷惑
無駄なこだわりを仕事で持ってしまう人は、簡単に言えば空回りしている人でもあります。
なんかベクトルが違う、やる気の方向性が違う、といった感じで言葉で説明するのは難しい部分でもあります。
また、無駄なことにこだわりを持つことを頑張っているアピール、忙しいアピールの一貫としてやっている場合もあります。
仕事をサボっているわけではないし、問題行動ということでもないのですが、何をそんなどうでもいいことを長々やっているんだ!という風になりにくいというの無駄なこだわりを仕事で持ってしまう要因かもしれません。
丁
寧さをはき違えている、仕事の重要性や優先度を考えられていない、どうでもいい業務を率先して抱え無駄な残業をしている、など戦力になっていないにもかかわらず、仕事頑張ってます!てな調子でいる感じです。
本人が意図的でないとしても、誰かが変わりに大変な目に遭っていたり、本来やらなければいけないことを必要以上にやらないといけないという状況になるので、無駄なこだわりを仕事で持ってしまう人は迷惑な存在といえるのです。
仕事の無駄なこだわりはほとんどの場合で無駄でしかない
仕事にこだわりを持つことは無駄ではありませんが、無駄な仕事のこだわりと感じられるものは多くの場合で無駄でしかありません。
いくらこだわりがあったとしても、求められていることや職場の方針に適応しなければいけないこともあります。
本当に曲げられないこだわりや、こだわる部分がよい影響を及ぼすものであるのであれば貫いてもいいでしょうが、その場合はこだわりについて理解させる努力もしなければいけないでしょう。
自分以外の多くの人に無駄なこだわりを仕事で持っていると認識されているようであれば、無駄と考えなければやっていけないことばかりです。
確かに正しいことをしていても理解されない状況や環境で働いている場合もあるでしょうが、多くの場合で無駄な仕事のこだわりは無駄になることが多いと認識し、自分の働きや業務の進め方を見直す必要性があるでしょう。