残業前提で仕事をさせる会社や、
残業前提で仕事をしている社員は、
どちらもおかしい状態であると言えます。
本来残業とはイレギュラーであるのに、
前提として残業があること自体がおかしいのです。
残業が前提になる原因は会社と社員
残業前提になる原因として考えられるのは、
会社が原因の場合と働く側の社員が原因の場合があります。
大きく異なる点として、
会社が原因の場合は、社員の意志に関係なく残業前提になっています。
社員が原因の場合は、社員の意志で残業前提になっている、
という部分が大きな違いと言えるでしょう。
それぞれの残業前提になる原因について考えていきましょう。
残業前提のおかしい原因:会社が異常
残業前提というおかしい状態の原因は、
会社が異常、ということがあります。
会社が残業せざるを得ない状態のまま放置していたり、
業務量が異常であったり、勤務時間が異常だったり、
必要な人材や人数を確保していなかったり、
残業することを当たり前にしているような、
会社そのものが異常が故に残業前提になっているパターンです。
いわゆる過労死やブラック会社とも言えるかもしれませんし、
人手不足や業務の偏りで起きてる場合もあるでしょう。
どっちにしろ会社が残業を推奨したり、
残業前提のスケジュールやタスク状態のままにしているのは、
異常であるということは言えるでしょう。
また残業を美徳と考えたり、残業する人を評価する会社も多くあります。
残業してるだけで意欲や姿勢、やる気があると評価し残業を推奨するので、
残業前提になり、アホな社員も残業前提で洗脳されて働いていきます。
残業前提のおかしい原因:社員が無能
残業前提のもう一つの原因は社員が無能である、
ということです。
社員の能力が低いが故に普通に終わることも残業になったり、
残業代目当てで、ダラダラ業務時間を過ごしているというような、
仕事への意識の問題から、
残業前提で仕事をする社員が出てきます。
会社は残業を基本的に時間でしか管理しないので、
残業しているときの作業や業務の実態を、
しっかりと把握しているということは少ないでしょう。
また、会社は残業している人を評価しがちという愚かな面もあります。
それらを利用して、ダラダラと残業することを前提で、
仕事に取り組む社員がいることで、
残業前提というおかしな状況が生まれることもあるのです。
そもそも残業が前提になるのは矛盾している
残業前提がおかしいのは矛盾しているからです。
仕事を1日通してやっている中で、
仕方ない事態や予期せぬ出来事の影響で、
基本的には残業というものは生まれるものです。
ですから、最初から残業ありきということはありえないのです。
また、スケジュールやタスク量的に残業しなくちゃいけない、
ということもあるでしょうが、この場合もおかしいと言えます。
残業前提でスケジュールやタスクを組んでんじゃねえよ、
ってことが言えますので、
残業前提で仕事を進めるということ自体がおかしいですし、
本来、残業というものは何か?と考えると矛盾しているのです。
残業前提で仕事をしてる人は使えない
残業前提で仕事をしている人を見たことがあり、
こいつは使えないな、と感じたことがあります。
昼過ぎぐらいに、
今日は残業だなぁ~と、
まだ半分以上も勤務時間が残っているのに言い出していました。
それに忙しいとかいう発言もしていて驚きました。
ちなみに同じ業務をしていたので、
個人的にはもうほぼ終わっているような業務でした。
また、違う日には、
今日は2時間ぐらい残業しよっかな~と、
意味不明な発言をしていて耳を疑いました。
2時間と時間を決めて残業をすることもおかしいですし、
そもそも残業するようなことがなかったので、
こんな考えで仕事をしているやつはダメだなと感じました。
残業前提に自分からしているというケースの、典型的な例だと思いましたね。
残業しようでの残業でないと残業前提にならない
残業前提に自分からしている典型例の通りに、
残業を前提にするには、
会社が残業させるという強制的な前提でいるか、
働く社員自らが残業するつもりでいるか、
という残業でないと、残業前提にはならないわけです。
つまり、強制的な地獄の残業と無意味な残業でしか、
残業前提で仕事をするということにならないわけです。
残業前提のおかしさは、
必然性がない残業が前提とされているという部分が、
大きな理由ではないでしょうか。
残業前提で仕事をさせる会社はアウト!
会社が残業前提でいる場合は、
異常な会社なので退職するなり転職したほうがいいです。
もう残業前提で考えている段階で、
会社としては終わっている状態です。
中にはスタートアップでとか、
起業したばかりで、と同情の余地がある場合もありますが、
ずっと残業前提のスタンスでいる様な会社や、
残業前提が改善されて行かないようであれば、
会社としておかしいと考えるべきでしょう。
残業前提でいる会社は、
しっかりとした人員管理やスケジュール管理が出来なく、
マネジメント能力がまったくない会社です!
と言っているようなものなのです。
残業前提でいるけど残業代なくてもやるの?
残業前提に自らしている社員は、
考え直したほうがいいとは思いますが無理でしょう。
残業前提で働くことの異常さに気がついていないわけですし、
本当に必要な残業はしなかったりします。
そもそもこんなしょうもない残業がまかり通る段階で、
会社としても働いてる人も大したことないんでしょうけどね。
自ら残業前提で仕事をするのは、
自分は仕事できない無能です、といっているようなものです。
また、残業代が出るからしているのでしょうが、
残業代が出ない場合も同じように残業前提で仕事しますか?
ということを問いたいですね。
残業前提で仕事をしている人は、
普通に仕事をしている人間のモチベーションを下げていますし、
会社としても非生産的な社員であるということを、
自覚して意識を変えるべきでしょう。