詐欺や犯罪をしているわけではなくても、会社は嘘をつく場合があります。
特に経営や事業がうまくいかなくなってきたダメな会社は、
社内外に向けて嘘をつきだす傾向があるのです。
会社が嘘をつきだしたら終わりが近いかもしれません。
なぜダメな会社の経営者は嘘ばかりつくようになってしまうのでしょうか。
なぜダメな会社は嘘をつくのか?
多かれ少なかれ会社や仕事で嘘は必要な部分はあります。
ですが、ダメな会社は嘘を言うだけで現実と剥離していきます。
嘘をついた分、自分らの首を絞める状況になるだけなのに、
なぜか嘘をつくことを止めないという理解できない状況を作り出すのです。
なぜダメな会社は嘘をつくのか、
それは、嘘をつかないともうやっていけないぐらい追い詰められている、
ということなのかもしれません。
正直に話してしまうといろいろ終わっていることがバレてしまうので、
嘘をついてなんとか生き永らえようとしている状態の可能性が高いのです。
顧客にも社内にも嘘ばかりつくようになる
嘘を会社がつく相手は、顧客だけではありません。
社内の人間に対しても嘘をつくようになります。
同じ会社の人間に嘘をついて得があるのか?と思う方もいるでしょうが、
不満や不安を感じさせないようにしたり、矛先をずらすために、
積極的に社内でもダメな会社の経営者は嘘をつくようになるのです。
顧客に対しては、詐欺の発想と同じで責任転嫁や嘘で仕事を得ようとします。
また、なぜか経営が悪化してもダメな会社は採用活動を活発させる傾向があるので、
求人や求職者に対しても嘘を発信していくようになります。
ダメな会社の経営者がよくつく嘘
ダメな会社の経営者が内外によくつく嘘の例を見ていきましょう。
経営者が言ってることが嘘とわかる社員は少ないかもしれませんが、
言ってることが二転三転したり、怪しい部分があると感じるなら、
たとえ、会社の経営者、社長の言葉であっても嘘かも?と思うことは大事です。
ダメな会社の経営者がよくつく嘘は大きく3つあります。
- 売り上げ好調宣言
- 自分は有能アピール
- 数年後はもっと伸びてる系
の嘘は社内外に向けて発信していることでしょう。
売り上げ好調宣言は、純利益が伸びてるかどうかは不明ですが、
去年より売り上げ伸びてます!UPしてます!と、忘年会などで社員に嘘をつきます。
自分は有能アピールは、自分以外が悪いという風にしたいので日常茶飯事的にしています。
数年後はもっと伸びるは、詐欺営業でもそうでしょうが、
社内の人間にも、辞めていかないように印象操作するためにも嘘をつきます。
口だけ・口から出まかせ・張ったりだけでここまで来た
嘘をつくのは何もダメになってからじゃないかもしれません。
もしかしたら、これまでも実力以外の要素で成功している会社もあるからです。
ラッキーでここまできた会社も、ずっとラッキーが続くわけではありません。
口だけ・口から出まかせ・張ったりだけでは、
乗り切れなくなる状況が近づいているのでしょう。
ですが、これまでも張ったりだけで来た経営者はできることがありません。
とにかく嘘をついてなんとか誤魔化そうということしかできないとも言えるのです。
嘘と妄想と現実の区別がつかなくなっている
自分の実力外でこれまでやってきた経営者ですが、
自分の実力だと過信していますし、
嘘や張ったりも自分自身ではそう思っていないということがあります。
現状うまくいっていない、問題が多い状態であっても現実を直視していないのです。
とにかく嘘をつき続けることで自分自身も嘘と認識できなくなっているのかもしれません。
また、イエスマンや無能ばかりをそばに置くので、
耳が痛いことは誰も議論しませんし、どうでもよい話や、
非現実的な話、おべっかやよいしょしか経営者の耳には入ってこないので、
余計に現実を認識できなくなり、妄想や嘘の世界へ自分たちも逃避していくのです。
ダメな会社の経営者はプライドを守るために嘘をつく
嘘をついて会社を延命させていくしか能がない経営者ですが、
会社がダメになっていく中で重要なのは自分のプライドです。
また、自分は困らないようになりたい、と会社から逃げようともします。
会社をダメにしている原因は経営者ともいえるのですが、
ダメになっていき、改善が見込めないと少しは悟ってはいるのです。
でも、嘘をつくのは自分のプライドのためと保身のためです。
嘘をつくことが唯一の自我を保つ手段なのかもしれませんし、
好調だと嘘をつくことで、責任から逃れつつ会社から逃げる算段をしているのかもしれません。
社内のアホを騙して、社長の座を好調だからと譲って生贄にするために、
嘘をついているのかもしれませんよね。
会社が嘘ばかりで塗り固められているなら終わりが近い
好調な会社は嘘をつく必要があまりありません。
何か都合の悪い事を隠すために会社や経営者が嘘をつくのです。
つまり、嘘をついている会社はうまくいっていないということなので、
会社自体の終わりが近い可能性は否定はできないでしょう。
社外、社内を問わず嘘を言い出す会社は末期ですし、
この先その会社が存続していくとしても、嘘ばかりつく会社で働きたくはありませんよね?
そもそも嘘をつくのは良くないことですし、
何か、もともとやましいことがある会社なのでは?
という見方や感情も芽生えてくるわけです。
経営者や社長が嘘をつくということは、会社が嘘をついているということです。
嘘をつく会社に勤めているあなたもその嘘に加担しているということは否定はできません。
自分の身を守るためにも会社が嘘をついてるような気がするな、
という方は、転職などを検討したほうがいいでしょう。