なにか他人と比べてしまうということは誰でもあるかもしれません。
しかし、他人と自分を比べても仕方がないと思うこともあります。
また、他人と比べることでなんか落ち込んだり、マイナスな気持ちになってしまうのであれば、他人と比べないという考え方を持った方がいいでしょう。
他人と比べない・他人と比較しない・他人と自分を比べないという考えを持った方がいいと思った理由について紹介します。
他人と比べない方がいいと思う理由
なぜ他人と比べないという考えを持つ方がいいかというと、他人と比べてもどうしようもないからです。
上を見れば上は無数にいますし、下を見れば下も無数にいるでしょう。
しかし、それは何を基準に見るかという話です。
そして、その基準に明確なものなどはなく、自分自身の主観というか偏見に近いものではないでしょうか。
そのような濁った基準を自分で作って、勝手に自分でどっかの誰かと比べて、何かを思う。
なんて無駄な行為なのだろう、と自分で思ったのです。
個人的に他人と比べてしまうのは、見栄や虚栄心でしかないのかなと思います。
こういう仕事をしていたら恥ずかしい、こういう家に住んでいたら恥ずかしい、もっといい仕事や家に住んでいる人がいる、という部分で比べてしまい落ち込むのです。
まったくもって無駄でしかなく、勝手に恥ずかしいと思って落ち込むなんて馬鹿馬鹿しいなと思いました。
このように自分の中で他人と比べてしまうことが、良い方面の影響を生じるものではなかったので、他人と比べるのはやめようという考えを持つキッカケになりました。
架空の他人と比べてしまっていないか?
ふとなにか他人と比べているときに、特定の誰かというよりも架空の他人というかイメージみたいなものと比べてしまっているなと気がついたことがありました。
例えば、何歳ならこうでないといけないよなみたいなイメージがあったら、そのようなイメージを頭で作って、それと自分を比較して全然だめだなぁと思ってしまうみたいなことがあったのです。
存在していないイメージを他人というか、自分以外の人、一般的なイメージという風に解釈して、変に自分で自分自身を苦しめていたり、固定観念を植え付けていたのではないかと思い、他人と比べないというか、無駄な思考で悩むのはやめようと思いました。
すべての悩みが、架空のイメージとの比較というわけではありませんが、なんとなく漠然としたイメージや不安を巡らせてしまい、落ち込むということがよくありましたので、冷静に考えてみたら何を自分自身で勝手に苦しんでいるのだろうという気持ちになったのです。
自分より良いと思うぐらいなら他人と比べないほうがいい
他人と比較しないということを全く放棄するということは難しいですが、毎回他人と比べて自分はダメだなあ、あっちは良いなぁ、と思ってしまうのであればもうする必要はないでしょう。
隣の芝生は青く見えるといいますし、実在しないかもしれないイメージと比較して自分をダメと思ってしまう場合もありますので、するだけ無意味な行為です。
では、逆に他人と比べて自分が優位であると思えるのならいいのか?と思う方もいるでしょうが、そう思える人は他人と比べることに悩むことすらないでしょうから、勝手にやっていればいいかなと思います。
実際、他人と比べている人は、自分はダメだなと思ってしまうか、自分は優れていると思うかのどちらかに分けられるでしょうから、ネガティブな結論に毎回行くのであれば精神衛生上も良くないので控えたほうがいいということです。
良いと思える方に持っていけばいいのではないか?と思うかもしれませんが、ダメと思ってしまう人が良いと思う風に変革するのは難しいですし、良いと思っている人もただ自信過剰だったり、人を見下しているだけという場合もあるので、良いと思えるようになるのが必ずしも良いこととも限りません。
他人と比較してしまう心理として、安心したい、自分は良いと思いたい、という部分があるはずですが、そう思えないのであれば、もう他人と比較する必要はないですし、他人と比較してそう思えたとしても虚像であり虚しいだけなので、他人と比べることをやめれば早い話なのです。
他人と自分を比べないという考え方を持ってみよう
他人と比べない、他人と比較しない、という考え方を持ってみてはいかがでしょうか。
といいますか、もし他人と比較して落ちてしまっていたり、架空のイメージを他人として比較してしまっている状態であれば、まずそれをやめてみましょう。
結局のところ、自分は自分でよそはよそでしかないですし、比較する価値基準も自分の偏見であったり、コンプレックスで決めてしまっていたりするものです。
誰にも人の上下や優劣は決められないですし、お金の多さでも決まるものでもありません。
自分自身で幸せである、満足していると思えるように努力や行動、考えたほうが有意義ですし、それが本当の価値になるのでしょう。
良い意味で自己完結し自己本位になる、他人と比較したところでどうしようもない、自分を自分で肯定できるようになることが、中途半端な比較や作られた幸せのイメージを打破する一歩ではないでしょうか。