雑用というのはどうしても生まれてしまうものですが、
なぜか仕事で雑用ばかりする人も生まれてしまいます。
本来ならやりたがらない雑用を、
自ら率先して雑用ばかりしたがる人はなぜ出てくるのでしょうか。
仕事で雑用をしても本質的には仕事をしていない
そもそも雑用専用マシンとして雇われているのでないのなら、
雑用をしていることは仕事といえない部分もあります。
仕事をしていないということではないですが、
雑用をしてれば良し!という扱いや認識が会社にないのであれば、
ただ単にメインの仕事をさせてもらえていないだけですし、
雑用をさせるしかないと判断されているのかもしれません。
誰かがやらなければいけないことではあるのですが、
雑用に特化してしまうことはリスクが高い立場と言えるでしょう。
なぜなら、あなたがやらなければいけないことというわけでもないですし、
誰でもできることであり、本質的には仕事にカウントされない部分だからです。
雑用ばかりしたがる人は仕事の自信がない
なぜ、雑用ばかりするかというと、
本来すべき仕事に自信がないということはあります。
メインの仕事をする自信や知識が足りないので、
雑用をすることでバレないようにしていたり、
嫌な仕事を遠ざけているということがあります。
自分から雑用ばかりをする人は、
仕事の自信がなく雑用をすることに逃げているのです。
雑用しか仕事が与えられなくなった
仕事を通じて無理そうだなと判断されたり、
あからさまに仕事ができないな、という人が、
職場にやってくることもあります。
また、大きなミスや何度教えてもできないなどの、
能力面で問題があるなと判断された場合は、
させることがないし、任すことに不安が生まれるので、
雑用をお願いするしかないという状態になります。
本人に自覚があるかないかに関わらず、
この場合は自然と雑用ばかりする人が生まれてしまいます。
雑用ばかり抱えて忙しさを演出している
雑用ばかりすることで仕事から逃げている部分に通じて、
自らが雑用を一手に引き受けることで、
仕事から逃げているのではなく忙しい感じを演出し、
むしろ仕事をしている風に見せようという意図もあります。
量を抱えればどんなものでも大変さは増しますので、
簡単な雑用や不要不急の雑用を多く抱えておくことで、
私のリソースは埋まってます!
なぜなら私は仕事で忙しいからです!
という印象操作を企てているのです。
雑用を担うことで貢献してる風を出そうとしている
雑用を率先してやることは悪いことではないですが、
仕事で成果が出せないから雑用を担って貢献してる風を、
目指して雑用ばかりしたがる人もいます。
仕事で成果を出すのは難しいことですが、
雑用を引き受けてやるのはそう難しいことではないですし、
人情や印象に訴えかけるという部分から攻めているのです。
まぁ評価を勝ち取る手段としてまったく無駄ということではないですが、
あくまで雑用をしているだけですので、
成果とは言えませんし、評価されているとしても、
諸刃の剣であって適切な評価とは言い難いです。
評価する方もする方だし、
雑用で評価を得ようとする方もする方なので、
健全とは言えない状態ではあるでしょうね。
雑用は面倒だが簡単な仕事が多いからしたがる
雑用は面倒であったり数や量という面で大変さはあるものですので、
仕事やってる感があったり、周囲も大変ですねと思ってくれやすいです。
しかも面倒な割には簡単な作業だったり、
脳を停止してできる単純なものであることが多いので、
忙しい演出の割にやる分には楽なのです。
楽な割に忙しい感は出せるし、
周りも忙しそうと思ってくれたり、大変だからと気を遣ってくれる、
という合法的に楽にできるというか、
サボっていないけどサボっていられる状況ができるので、
雑用をしたがる人が生まれるという側面もあります。
仕事で雑用ばかりしていると何も得られないで終わる
仕事で雑用することを否定はしませんが、
雑用ばかりをしていると何も得られないで終わってしまいます。
仕事はただ時間まで仕事をして給料をもらうというだけではなく、
仕事を通じて成果を上げたり自分の経験値や価値を高める、
ということを意識する必要があります。
特に会社に雇われて仕事をしている身であるなら、
今の会社がいつまでも続く保証もありませんし、
雑用ばかりしているあなたの処遇がどうなるかもわかりません。
会社に確実に居続けられるなんてこともないでしょうし、
同じ状況のまま変わらないなんてこともないでしょう。
雑用をしていれば特に問題視もされず、
仕事をしていると判断されているのかもしれませんが、
会社から一歩出ればただ無駄なことをしていただけ、
と思われてしまっても仕方がない部分もあります。
雑用をしてダラダラと仕事をし続けているのも楽でいいでしょうが、
冷静に自分の価値を考えて、
雑用ばかりしている状況を見直していく必要性もあるのです。