会社を潰す社長と言いますが、
結果的に会社を良くするのも悪くするのも、社長の影響大きいということでしょう。
傍から見ていて、会社を潰したいのか?と思わすような、
社長の暴走というのを見た経験があります。
会社を潰す原因になる社長の暴走10選を紹介します。
社長の暴走が止まらない!
社長の暴走を暴走と認識できている方はどれぐらいいるでしょうか?
けっこう社長の行動はわかりにくいものですが、
中小企業の場合、社長の行動はわかりやすい部分があります。
なんでこんな問題が起きているのに社長そんなことしてんの?
いや、社長のせいで悪化してる感じあるけど突き進むの?
のような感情を抱いているなら社長は暴走しているといえるでしょう。
一度、暴走を始めた社長は止まりません。
やっとの思いで止まったときは会社が潰れる時かもしれません。
経営や事業が傾きだした場合、立て直しに向かって正しい行動をするか、
より悪化へと導く暴走を始めるかどちらかしか社長の行動はないのです。
会社を潰す社長の暴走:社長のスケジュールが不明
会社に問題が生じたり、うまくいかなくなっている状態の場合、
社長がどこで何をしているか、ということが重要になります。
ですが、会社を潰す社長の暴走として、
社長がどこで何しているか不明、スケジュールが不明、
という、アイツどこでなにやってんねん!という状況を作り出します。
会社を潰す社長の暴走:プライベートの問題がある
会社がうまくいっていないという問題があるのに、
会社を潰す社長は、プライベートでも問題を抱えだします。
それは調子に乗ってきたツケなのかもしれませんが、
女性問題であったり、家庭の問題であったり、
金銭トラブルだったり、と会社が問題を抱えだすと、
面白いようにプライベートもうまくいかなくなるのが暴走社長の特徴です。
会社を潰す社長の暴走:経費を私事に使う
社長の暴走行為として金遣いと言うのは避けて通れません。
特に会社を潰す傾向がある社長は、経費の使い方が雑である部分があります。
もっと言うと、会社の金を自分のポケットマネーと思っている、
ような感覚で経費を私事に使っている可能性が高いということです。
高い飲食費や時計などを経費で買って処理しているのを、
実際に見たことがありますが、最低な印象しかありません。
会社を潰す社長の暴走:組織改編連発
会社がうまくいかなくなると多少は焦るわけです。
ですが、うまくいかなくしているのは社長の判断ミスや能力不足、
という点は間違いないのですが、そこに気が付けない社長は多いです。
そして、また判断ミスをしてくれるのです。
とにかく会社の組織改変したり、意味不明なポストを作ったり、
イエスマンの無能を重用したりして破壊行為をしていきます。
会社を潰す社長の暴走:好調と嘘をつく
どうみても傾きだしていたり、問題が表面化しているのに、
会社を潰す社長は、会社は好調だ!と内外に嘘を言います。
真に受ける無能社員や顧客が逃げないように顧客には好調以外にも、
嘘の実績であったり、出来ないことでもできると嘘を抜かして、
暴走の手を緩めません。
あとで苦しくなることになることまでは考えは回らずに、
自分に言い聞かすように会社は好調だ!と嘘を言い続けるようになります。
会社を潰す社長の暴走:問題が起きた際に逃げる
会社がダメになる、潰れる兆候と言いますか、
そうなる結末に向かう才能を持っている社長の特徴と言えばよいのか、
問題が起きた際に真っ先に社長が責任から逃げ出します。
実際に、社長が仕切ってやっていたことが大きなトラブルを生んだ際に、
その問題に対して社長という立場でもあるし仕切ってた立場でもあるので、
一番責任が重く、問題に対処しなければいけない立場であった社長は、
問題が起きた瞬間に責任者を自分から別の人間に渡し逃げました。
会社の責任を取るのが社長の仕事ともいえるので職務放棄と言える瞬間でしたね。
会社を潰す社長の暴走:別の会社を立ち上げようとする
会社が潰れそうだと判断したのでしょうか。
会社の経営を悪化させた状態の社長が、
別の会社を作って別の事業をやる!と言い出したことがありました。
今の崩壊寸前、潰れるまで時間の問題の会社は、
イエスマンのアホをなんとか煽てて継がすみたいな算段でしたが、
別会社の目途も立たないようで進行度は不明ですが、
うまくいかなくなって逃げることしか考えていない社長は、
会社を潰す可能性がものすごく高いといえるでしょう。
会社を潰す社長の暴走:売上しか考えてない
会社を潰すというか、足し算と引き算が出来ないのか?
と思わしてくれるような考えを言い出すことがあります。
例えば、売上に関してですが、簡単に言えば、
売上から経費を抜かしたものが利益になりますよね?
この利益が重要であって、売上がいくら高くても利益がなければ意味がありません。
ですが、会社を潰す社長は目標売上を達成するために、
売上より経費を使ってでもいから達成しろ!と意味不明なことを言うのです。
会社を潰す社長の暴走:新規事業に飛びつく
新規事業と言えば聞こえはいいですが、
既存の事業が悪化しているので、
思いつきで手あたり次第、新しいことをやりだすというだけです。
まぁこんな思いつきがうまくいくはずもないですが、
新しいことをやるってそれなりにお金や時間がかかりますよね。
それを繰り返しやる上に結果は出ないんですから、
会社のダメージになるだけしかないわけです。
会社を潰す社長の暴走:計画・根拠のない人事
組織改編を繰り返すのと同様に、
計画性のない、根拠のない人事異動も連発します。
実態はわからない急に採用した中途社員を、
重要なポストにいきなり抜擢したり、なんの能力もないイエスマンを抜擢したり、
賭けなのか、もう考えることを放棄したのかと思わせるほど、
不適材不適所の人事を連発するようになります。
経営者である社長が一番の不適材不適所なので仕方がないかもしれませんね。
社長の暴走に便乗して一部の社員も暴走する
社長が暴走するようになると、一部の社員も暴走しだします。
暴走が暴走を呼び、暴走軍団が形成されて行きます。
こうなると歯止めは聞かなくなり、制御不能です。
この段階でまともな社員は一斉にやめだしてしまい、
暴走特急と化した社長と一部の無能社員、イエスマンたちが、
会社を破壊させたいのか?と思うような暴走行為をしまくり、
暴走行為が通常運転のような異様な会社になるのです。
なぜ会社を潰すような暴走を社長がするのか?
なぜ社長自身が会社を潰すような暴走をしてしまうのでしょうか?
それは、暴走が必然であるからとしか言いようがありません。
これまでの行いの中で成功してきたこともあるのでしょうが、
それが社長の実力ではなかったり、
優秀な誰かの働きであったり、社長より上の存在からの恩恵であったりと、
社長といえども、これまでの成功を自分ひとりで成したわけではないということです。
また、社長というポジションに運良くおさまっただけ、
実力ではない別の力が介在して社長になっている、ある程度成功した、
という会社は存在するのです。
このような会社の社長がいざピンチになり自分の判断で何かしようとすると、
すべてが会社を潰すような暴走と変わらない裏目に出るのも頷けるでしょう。
社長の暴走が会社を潰すことになる
会社を潰す社長の暴走を紹介してきましたが、
社長の暴走が会社を潰すとも言えるわけです。
いくら他の社員が努力しても、まともなことをしても、
会社と言うのは社長一人の暴走で潰れてしまうこともあるのです。
そして、潰れていく会社の多くで社長は暴走しているのです。
社長が暴走しているなと感じるような会社に勤めているならば、
その会社は長くはないでしょうし、
もっと悪化していく可能性も考えられます。
社長の暴走は想像を超える動きを見せることがあるので、
注意して、今の会社の状況を見極めて備えておきましょう。