転職はこれまでの経歴や成果、スキルなどで決まるのではないかと思う部分もあるでしょうが、それだけではありません。
転職は運ゲーの要素があり、本当に実力があったり、人間的に優れている方であっても落とされてしまうということがあるのです。
なぜ、本来は採用すべき人材の方でも落ちてしまうのか、転職の運要素とタイミングについて考えていきましょう。
転職は運ゲーの要素がある
転職は運ゲーの要素が強いものであるといえます。
なぜなら、数回の面接や簡易的なテスト、職務経歴などで完全に人材を見抜くことは難しいものですし、それらから私たちも自分のことを適切に伝えられるというわけではないからです。
また、人が選ぶものではあるので運という部分もそうですし、簡単に言えば好き嫌いという要素や、なんとなく雰囲気的にという部分も影響してくることがないわけではありません。
これらの要素を総合的に見ても転職には運というしかないような不確定要素に左右される面があるといえるでしょう。
転職の運要素:転職を考える部分
転職を考える部分も運要素といえる部分があるでしょう。
入社当時は良い会社であっても、あとから最悪な人が入ってきて転職したいと思うこともあるでしょうし、会社がおかしな方向に行ってしまうこともあるでしょう。
転職をした直後にすぐに転職をしようと考える人はまれでしょうから、転職を意識すること自体が自分だけでは生まれるわけではない、人間関係や環境という運要素から発生する部分もあります。
転職の運要素:求人が出るタイミング
いざ転職を意識して求人情報を探し出したとしても、自分が良いと思える求人があるとは限りません。
また、その求人がいつ出てくるかということもわからない部分ではありますよね。
自分の意識と魅力的な求人が出るタイミングが一致しなければいけないという運要素で、求人の数や選択肢の数に違いが出てくることは否めません。
転職の運要素:求人の詳細内容
求人の詳細内容についても記述通りとは限らずに、運要素があります。
たとえば、記述がなくても面接で経歴などを話しているうちに、そういうことができる人が欲しかったんです!ということになることもあれば、書いてはあるけど違うことを求めているなんてこともあります。
また、広く浅くみたいな内容で書いてある、とにかくいろいろ書いていてこんなすべて網羅できるやつおらんやろって求人もあるので、自分のスキルや経験と本当にマッチするかどうかは求人だけではわからないという部分があるのです。
転職の運要素:面接官の人物像
面接官はガチャといってもいいぐらい運要素が強いです。
求人が魅力的であっても、いくらスカウトメールが熱心であっても、面接官が良いとは限りません。
また、自分とは合わなかったり、一次面接と二次面接、最終面接で面接官が変わることも一般的ですので、選考過程で合わない面接官と出くわす可能性もあるわけです。
面接官が変われば評価も変わるでしょうから、何回かある面接で面接官がどういう人物かという部分の影響は高いといえるでしょう。
転職の運要素:面接官のスキルや経験
面接官のスキルや経験も運要素です。
面接官に自分を評価できるスキルや経験がなければ適切な判断をしてもらうことはできないでしょう。
また、相手も人間ですので保身や自分が優位に立てるかどうかという部分も少しは意識しているものです。
たとえば、あからさまに自分よりスキルや経験がない方が面接官になることもあるわけで、その場合は相手がこちらを脅威と考えて低い評価をしてくるということもあります。
これに関してはスキルや経験という部分もありますし、相手の人間性にもよりますので、優秀な人材でも適切に扱われずに終わるということもよくあるものです。
転職の運要素:他求職者との兼ね合い
転職活動をしているのは自分だけではないですし、応募しているの方も自分以外にもいるものです。
あなたが良いと思われても、まだ求人を出したばかりであれば決定せずに、引き続き探すという判断を企業がとる場合もあるでしょうし、並行して選考している場合や、二番手という扱いで一番手の方の動向次第で保留となることもあります。
ライバルとなる他の求職者がいるかいないか、企業がもっと探すと判断するかなど、あなたが採用基準に達していてもそれらの兼ね合いで決まらないという運要素もあるのです。
転職の運要素:職場の本当のところ
仮に、求人内容も面接官もよく、自分も乗り気で転職が成功したとしても、本当のところは働いてみないとわからないということもあります。
入社までや入社初期は良いと思っていても、時間が経てば見えてくることや違和感も出てくることもあります。
つまり、最終的な運要素としては、決まってみて実際に働いていくらか年月が経たなければわからないという部分があるので、ここまで到達しても運は多少絡んでくるのです。
転職は運やタイミングに左右される部分がある
転職は運でしかどうにもならない部分があるものです。
よく縁という言葉が使われますが、そういうしかないような部分があるということです。
同じように面接を受けていても通る企業もあれば、落ちる企業もありますし、登録したり送付した書類が同様であっても同じように判断に違いが企業ごとに出てきます。
それらは、面接が良かった悪かった、書類の出来が良かった悪かったという部分もあるでしょうが、それとは別に運やタイミング、相性などの自分だけでどうにかできるものではない部分が転職の結果を左右するのです。
もし、うまくいかなかったり、思うように進んでいない場合も自分を必要以上に卑下せずに運やタイミングがちょっと良くない部分もあるなと考えて切り替えて活動を進めていきましょう。