円満退社でない限り、転職することになろうが解雇になろうが、
どっちにしろ会社の不満や上司・同僚への不満などが、
少なからず退職する際には心にあったり原因であったりしますよね。
ですが、いざ退職となればもう気を遣う必要もないとも言えますし、
不満をぶちまけてやろうと思う方もいるかもしれません。
会社への不満を多く抱えている場合は退職時にぶちまけるべきか?を考えていきましょう。
伝えるべき不満と伝えるべきでない不満がある
不満は誰でも抱えていることでしょうが、
退職するからと言ってなんでも不満をぶちまけていいものでもありません。
まぁ極論を言えばダメってこともないんですが、
言っても仕方ない、言うことによって自分が損をする、という内容もあるわけです。
そのような不満は伝えない方が無難というものです。
相手にダメージを与えたいとか、世のため人のためにも伝えるべき不満であったり、
最後に爪痕や吠え面かかせてやる!ってもう覚悟しているなら止めはしませんが、
何がどう作用するかわからない部分もありますので、
よほど覚悟があるか、勝算がある場合でない限りは慎重に考えましょう。
伝えるべき相手と伝えるべきでない相手もいる
不満を伝えるとしても、退職する身であるので本人に伝えても意味はないかもしれません。
相手からしてみれば、あっそうですかってことでしかないからです。
ですから、直接本人に言うよりは人事などに報告という形でぶちまけた方が無難ですし、
効果的という部分があります。
本人に伝えるとしても、今更っていう部分がありますし、
上司や立場がある人間と別の会社や仕事で関わる可能性もありますので、
会社や上司への不満は、人事や労務などの人間にのみに伝えるようにしましょう。
言葉は選んで伝えるべきですが、例えばパワハラやセクハラ、モラハラの証拠などがあれば、
人事はしかるべき対応をしないといけませんので、本人に不満を言うよりも意味があるのです。
会社の不満や上司・同僚の不満は退職したら解決する
会社の不満や上司・同僚の不満はぶちまけることで解決するのではなく、
会社から離れることで解決するものです。
会社に居ながら解決することもあるでしょうが難しいですし、
多くの場合で退職や転職をするキッカケは不満からというものです。
不満がありストレスや悩みを抱えて会社を辞めたいなぁと思い行動します。
つまり、不満をぶちまけることよりも離れたいという気持ちの方が強いわけで、
不満をぶちまけたい、という思いがあったとしても、
必ずしも不満をぶちまけることで解決するわけではない、ということです。
不満をぶちまけることを考えるよりも、
この不満だらけの最悪な環境から離脱することを第一に考えましょう。
会社の不満を辞めるから言うのはあまり意味はない
大前提として、会社を辞めるということは無関係になるわけですから、
会社の不満を辞める際に言うということは本質的には意味はないということです。
不満を言うことで改善や指導、もっと言えば異動や解雇などに繋がるかもしれませんが、
自分がもういなくなる段階であれば、自分にとっては意味がないというものです。
まぁ相手に罰や痛い目に遭わせたいという気持ちからで、
不満の根源であった人間が不利益を被ったという結果になるのであれば、
なんとなく良い気分であったり、ざまぁ見ろという気持ちになるのもわかりますが、
もう無関係になる会社で辞める人間が言ってるだけのことで、そうなる可能性は低いです。
本当に問題があることで不満があるのであれば、在職しながらしかるべき対応をする方が、
効果的ですし、自分にとっても同じ不満を抱えている人間にとっても有益です。
会社や上司・同僚の不満はぶちまけるよりは報告を
退職時にもう辞めるからという気持ちで不満をぶちまけたくなるのは、
わからないこともないことです。
ですが、辞める人間が何を言っても影響力や効果は低いという点がありますし、
今後、仕事をするうえであまり考えなく波風を立てて去るのも、
横とのつながりや業界内での情報網などで損をする可能性もなくはありません。
不満があり、その不満が問題であるような話であれば、
不満をぶちまけるよりは、人事や法律の専門家、労基などに相談した方がいいでしょう。
そして、証拠や証人などの根拠や証拠を保持し報告という形をとるべきです。
不満をぶちまけて去りたい気持ちはわかりますし、
不満が山のようにあって、退職をしていくということが多くあるのもわかります。
ですが、去り際に文句を言うよりも、
しっかりと報告などの適切な対応をするほうが無難ですし効果的なのです。