転職するかどうかで悩んでいるときに、
誰かに相談したくなる気持ちはわからなくはないですが、
転職を親に相談するのはオススメしません。
身近な存在で頼れる存在とも言えますが、
親に転職の相談をする意味も必要もないことを解説します。
まず転職するかどうかの相談自体が無意味
転職するかどうかの相談、という時点で無意味です。
相手が誰であろうと、
転職するかどうかは相談することではないからです。
転職するかどうかで悩むのは、
転職活動を始めてからの話ですので、
活動もしてなければ選考にも進んでいない段階の、
転職するかどうかの相談や悩みは無駄でしかありません。
転職するかどうかで迷っているのであれば、
最低限、転職先が決まって保留中でないと、
ハッキリ言って相談する内容すらないはずです。
ただ優柔不断で迷っているだけなら誰に相談しても同じですし、
そもそも転職したいという気持ちがあるなら迷うことはないでしょう。
転職を親に相談しても心配されるだけ
転職を親に相談した場合は、
- 心配されるか
- 軽く反対されるか
のどちらかの可能性が高いです。
親としては、子供が普通に働いていることに満足しており、
転職や退職などの変化を嫌う傾向があります。
ですから、まだ何も決まっていない段階で、
転職の相談を親にするのは逆効果になることが多いです。
いくらなぜ転職したいかを訴えたところで、
あなたの悩みや辛さまで考えてはくれないので、
相談する意味も必要もほぼないと考えていいでしょう。
転職経験が親にないなら相談にならない
若い世代の方は親御さんも転職経験があるかもしれませんが、
個人的には昭和の残党世代ですので、
終身雇用やバブルなどのあまり就職に苦労していない世代、
が親の世代に該当しています。
ですから、転職する発想もなければ、
転職した経験がない相手に相談もクソもないということです。
むしろ、転職を悪いことのように捉えている面もあるぐらいですので、
親の転職の経験や考え方によっては、
転職の相談をすることでストレスが増すことになるかもしれませんし、
相談しても無駄だったなと徒労で終わる可能性も高いでしょう。
転職先が決まってから親に相談ならまだわかる
転職先が決まってどちらが良いか迷った場合は、
百歩譲って親に相談するのはまだわかります。
甲乙つけがたい転職先が複数ある場合などは、
どちらにするかの決断は相当悩むものです。
この場合、参考程度に親に相談してみるのはわかります。
親も現状より良い条件の転職先を提示されれば、
心配ではなく喜んでくれるので前向きに考えてくれるはずです。
ですが、最終的な決断はやはり自分でしないと後悔しますので、
あくまで参考程度に話をしてみるぐらいにしたほうがいいでしょう。
転職が親との相談で左右されるなら向いてない
転職の相談を親としたことで、
転職に対する考えや決断が左右されるようであるなら、
あなた自身が転職を本気でしたいと思っていないか、
転職に向いていないとも考えられます。
最終的に働くのは自分になりますし、
現状から転職を考えたキッカケも自分であるのに、
いくら親の意見といえど、
大きく決断が揺らいだり、判断が変わるようであるなら、
転職に対しての機が熟していないのかもしれません。
転職は突き詰めていけば自分の問題ですので、
自分ひとりで考えて悩むのはわかりますが、
自分で悩んで答えを出すということも大事です。
ころころと相談したことで意見が変わるようであれば、
一度、冷静に転職について考え直してみる必要があるでしょう。
転職は親に相談ではなく事後報告でいい
転職するかどうかの相談は基本不要ですし、
転職の相談は親にしないで、
事後報告で十分ではないでしょうか。
今勤めているところより条件が良いところが決まりました、
ということだけを伝えれば、
良かったね、ってだけでパッと終わるでしょう。
転職するかどうかを親に相談したところで、
まだ何も決まっていないし動いていないことを相談するのは愚かですし、
逆にどんな答えを求めて相談しているのか?
と普通に思ってしまいます。
転職先を決めるのに迷っている場合の相談も、
単純な条件面であれば意見は言えるでしょうが、
面接や選考を通して感じた印象の部分などは、
体験したあなた自身でしかわからない部分もあり、
相談しても伝わらなかったり、共感してくれるかは難しいところです。
そして、転職について相談したとしても、
最後に決めるのはあなた自身になるわけですから、
誰かの意見はあくまでも参考にしかならないわけで、
どんなに悩んで苦しくても最終的には自分で決断しないといけません。
自分で決断した結果がすべて良いとは限りませんが、
自分に関わる大きなことを自分で決断しないほうが後悔しますので、
親には自分で導いた結論を相談ではなく報告すると考えておいたほうがいいでしょう。