雰囲気の良い職場で誰もが働きたいと思うでしょう。
ですが、雰囲気の良い職場を履き違えては意味がありません。
仕事をする、働く上で雰囲気の良い職場とは何か?
ということを前提として職場の雰囲気を考えたときに、
雰囲気の良い職場といえる特徴を考えていきましょう。
あくまで雰囲気の良い職場は仕事をする上で考える
職場の雰囲気は重要な部分ですが、
あくまで仕事をする上で雰囲気が良いと言えるかどうか、
の視点で考えていかなければなりません。
- 仕事に関係ない部分でワイワイやっている
- 仲良く遊んだり話したりしている
ということを「職場の雰囲気が良い」とするのは間違いです。
職場とは仕事をする場所になりますので、
仕事をする上で雰囲気が良い職場と感じられたり、
仕事の中や仕事の関りで雰囲気の良さがないとダメなのです。
雰囲気の良い職場:各々が責任を持って仕事に取り組む
働く人がそれぞれに自分の仕事に責任を持って、
取り組んでいる職場は雰囲気が良いでしょう。
雰囲気が悪くなる要素として、
- 責任の所在が曖昧
- 責任転嫁が横行
- 責任者が責任を取らない
ということから、
人間関係や仕事を進めるうえでも不和が生じてしまうので、
各々が責任を持って働けている環境ならば、
余計なストレスがなく集中して取り組めるでしょう。
雰囲気の良い職場:協力や助け合いがある
仕事をしていて困ったり、トラブルが起きることはあります。
このようなときに協力してくれたり、
助け合える職場は雰囲気が良いと言えるでしょう。
雰囲気が悪い職場は仲が良いとか抜かしても、
いざ仕事上で問題が起きたときは知らんぷりばかりで、
責任感のなさから当事者意識の欠如が根付いています。
しっかりと問題が起きたときに協力や助け合いを、
自然としてくれる職場であれば、前向きに仕事に取り組めます。
雰囲気の良い職場:適度な距離感での付き合い
あくまで仕事をしに来ている場所でありますし、
職場の人とは仕事を通じた関係性ではあります。
ですから、適度な距離感や礼節を持って、
お互いに接してくれる職場は雰囲気が良いと言えます。
仲良くなることを否定はしませんが、
親しき中にも礼儀ありというように、
適切な距離感で付き合うことで不要なトラブルも避けられます。
雰囲気の良い職場:同じ目線や価値観で働けている
仕事や業務、目標への取り組む目線や価値観を、
同じように共有できていると仕事はしやすいです。
は?何をアホなことを言ってるんだね?
と感じることが少ないだけでストレスはなくなりますし、
無理だろ、不可能な絵空事言ってんじゃねえよ、
って、感覚で仕事をしないで済むというだけで、
やる気も出ますし、着実に成果を出すことに繋がるので、
現実的な目標に向かって全員で走ることができるのは良い事です。
雰囲気の良い職場:上の立場の人間が有能である
上の立場の人間によって職場の雰囲気は大きく変わります。
働く人のモチベーションや仕事を進めるうえで、
上の立場の人間が有能でプラスの効果をもたらせれば、
自然と職場の雰囲気は良くなっていくものです。
人気取りや仲の良さだけを意識し、
肝心な仕事の部分が全然ダメな人間が上にいると、
すぐに職場の雰囲気を悪くしてしまうので、
会社では上の人間の出来が雰囲気を左右します。
雰囲気の良い職場:不要な残業をする人がいない
不要な残業は文字通り不要なわけです。
不要な仕事をする人間は、
ハッキリ言えば無駄なことをしているわけで、
周りの人のモチベーションを下げますし、
仕事の生産性や効率が悪いとも言えます。
無駄なことや生産性の低いことをする人がいないだけで、
不満や何やってんだアイツ?
という部分が出にくいので職場の雰囲気は悪くなりにくいです。
雰囲気の良い職場:正しい議論ができている
正しい議論ができないと雰囲気は悪くなります。
というか、議論にすらなっていない会話も多いぐらいです。
不可能なことや理不尽なことを会議で話しているようでは、
職場の雰囲気が悪くなるのも当たり前のことですので、
筋道や理路整然とした正しい議論ができている職場は、
それだけで仕事のストレスがないので雰囲気が良くなりますし、
無駄がなく建設的な話し合いになりやる気も高まります。
雰囲気の良い職場:相互理解・意思の疎通がしやすい
考え方が近く、責任感を持って仕事に取り組んでくれる方が多いと、
相互理解も深まりやすく自然と協力もしあいますし、
建設的な話し合いになるので意思の疎通もしやすくなります。
相互理解ができていて意思の疎通がしっかりできていれば、
何か起きたときも対応しやすいですし、
何かを進める上でも、効率的に行うことができます。
相互理解と意思の疎通が適切な状態であれば、
仕事をする上でメリットしかないので雰囲気の良い職場といえます。
仕事に好影響を及ぼす雰囲気の良い職場でないと意味はない
仕事をする上で好影響がないのであれば、
いくら和気藹々と仲良しアピールをしても、
雰囲気の良い職場とは言えません。
仲が良いだけでは職場というよりはサークルですし、
仲が悪く空気が悪ければ仕事にはマイナスになります。
仕事をする上で雰囲気の良い職場は、
- 仕事をする環境が整っている
- 仕事を通じて成長できる
- 仕事のモチベーションが持てる
- 仕事に関わることがスムーズである
という部分が大事になりますので、
職場の雰囲気の良し悪しを、
楽しそうとか仲が良さそうという部分だけで判断はしないほうがいいです。
仕事以外で仲が良くても仕事になったらストレスだらけ、
ということもありますし、
一部の調子に乗った人間が仲良く!みたいなことを言い出しているだけで、
仕事をする上でのベストな状態は何か?
を考えられていない職場が多くあります。
職場の雰囲気を考える際や見極める際は、
仕事をする上で好影響がある職場環境や人間関係があるか?
という部分から考えて判断しましょう。