中古ドメインのリスクはよく語られます。
むしろ、効果よりもリスクの方が話題になることの方が多いのではないでしょうか。
中古ドメインのリスクはいろいろとありますが、
簡単に言えば「中古ドメイン」であるということ自体がリスクなのです。
中古ドメインというだけでリスクがある理由
中古ドメインを使うことで必ずしもリスクが生じてダメになるというわけではありませんが、
中古ドメインであるというだけで、
大なり小なりリスクを抱えているということは言えます。
新規ドメインは無垢でまっさらな状態であり、リスクはゼロであり、
良いも悪いもないという状態です。
中古ドメインがリスクを持つ理由として、
まっさらな状態ではないという段階でリスクがゼロとは言えないということです。
つまり、何らかの傷跡や傷とは言えないかもしれないが痕が残っているということは、
リスクが潜んでいないと確実に言い切ることができないドメインであるのは間違いのない事実なのです。
中古ドメインに効果があるならリスクも必ずある
中古ドメインの効果とリスクとは表裏一体であって、
中古ドメインの効果があるのならばリスクも確実にあると考えられます。
効果もリスクも過去の運用サイトや履歴から、
検索エンジンがどう取るかという部分から来ています。
Googleもサイトが切り替わったら評価をリセットするなどと言う発言をしていますが、
確実にこれがなされているならば、
取得した際にペナルティドメインだった!などが解消されていないとおかしいからです。
つまり、リスクが解消されていないという面から効果が残っていると考えられ、
その効果を目当てに中古ドメインの需要があるのです。
ですから、逆説的に効果が言われているうちはリスクも確実に内包され残っているのです。
いつか、Googleが完全に過去の運用をリセットするようになれば、
その時はリスクもなくなるでしょうが効果もなくなることでしょう。
また、中古ドメイン市場自体も大きく変わるかなくなっていくことが、
Googleの対処ひとつで考えられます。
中古ドメインのリスクが気になるなら使わないが無難
中古ドメイン販売に関与してた際に、リスクなどを記載したコラムを執筆していましたが、
直接ショップにリスクについて問い合わせてくるユーザーも多くいました。
販売する立場であったので、
リスクはないとは言い切れないがウチのは安全みたいな対応をしていましたが、
個人的な意見としては、
リスクに悩んだり、不安になったりビビるぐらいなら、中古ドメインは使わない方がいいと思います。
新規ドメインであればこの部分で悩むことはありませんし、安く使えますからね。
一か八かとか、失敗しても仕方ないみたいな気持ちをどこかに持っていないと、
中古ドメインは使わない方が無難です。
絶対に失敗できないって状況や考えであれば、
ドメインだけの影響で失敗する可能性のない新規ドメインを使うことが一番です。
中古ドメインは効果よりリスクのが影響がデカい
中古ドメインのリスクと効果を天秤にかけた場合、リスクの方が確実にデカいです。
これは、リスクや降下と発生率ということではなく、返りの大きさです。
中古ドメインの効果を感じることは、
インデックスの速さだったり程度の感じが多いですが、
中古ドメインのリスクは手動ペナルティなどの、
サイト自体が死んでしまうようなデカ目のものになるので、
ハイリスク・ローリターンだなって思いますね。
まぁ文字列も選べないし、海外の履歴や日本でもショボいサイトの履歴の中古ドメインを、
よくわからない販売店のスコアを見て高い金で買うのは、
効果とリスクを語る以前にバカらしいなって感じはしますけどね。
使うなら中古ドメインのリスクと向き合うか割り切る
中古ドメインのリスクは中古ドメインであることだと言ってきましたが、
それでも使いたい人が使うのは自由だと思います。
中古ドメインを使って効果があったという声も完全に否定はしませんし、
効果があるときはあるのは本当でしょう。
それが、いつまで続くかわかりませんが、
効果とリスクは背中合わせで片方がある限りどちらも存在し続けます。
ですから、中古ドメインを利用する際は、
リスクとしっかり向き合いリスクが生じても対処できる使い方や考え方を持っておきましょう。
慎重に大切に育てたりしたいサイトには使わないなどの使い分けをするのもいいかもしれません。
リスクが生じない場合もありますし、すぐにリスクが顔を出す場合もある中古ドメイン。
この中古ドメインの特徴を理解して、
Googleが完全に対処し出すまでの間、使えるうちは使っておくか、
別に使わなくてもいいか、と自分自身で冷静に考えてみてください!