転職をしたい、
転職をしようと思ったからには理由があるはずです。
具体的に行動をする前に、
なぜ自分は転職をしたいと思ったのかを明確にしておきましょう。
転職の理由は、良い話やヘッドハンティング、独立などではない限り、
今の職場に不満や不安があるからでしょうが、
目を背けないでしっかりと転職理由と向き合いましょう。
転職することで解決できる理由なのか?
まず、現在の職場で悩んでいたり不満に思っている要素に対して、
転職すれば解決するのか?
という部分を考えてみましょう。
例えば、自分の技術や技量が足りないから伸ばしたい、
という考えなら、
転職しないでも勉強するという手も考えられます。
また、人間関係や待遇面の不満や悩みであっても、
転職先が必ずしも今の職場よりも良いという保証はないので、
しっかりと転職したあとのビジョンや求めるものを考えてください。
今いる会社がブラック・アホでヤバい会社なら即抜け出せ!
転職理由を考える以前に、
あなたが属している会社があからさまにブラックだったり、
事業内容や業務内容が社会的によろしくない、
法的によろしくない、
などの問題がある会社だと認識している状態であれば、
理由を考えるなどの悠長なことを言っていないで即逃げ出してください。
面倒なことに巻き込まれてしまう可能性や、
あなた自身に危険が及ぶ可能性もあるからです。
また、上記のようによろしくないことをしていなくても、
あからさまに経営が破綻している、会社として機能していない、
などの目に余るようなおかしさを感じるのであれば、
理由などなくても距離を置きましょう。
あなたの転職理由はあなた次第
転職したい理由は、それこそ10人いれば10通りあるでしょう。
それがどんな理由であっても、
あなた自身が転職を決意するに至る理由であれば誰も文句は言えません。
転職理由はあなたの個人的な理由次第になるのです。
自分が現状をどう捉えていて、転職をすることでどうしたい、どうなりたいのか、
という、自分の中の明確な理由を自分自身が納得できるように考えておきましょう。
転職理由と他社への志望理由は切り離して考えよう
転職の第一歩として、転職理由を明確にしましょうといってきましたが、
転職理由と志望理由は別物であると注意が必要です。
簡単に言えば、転職がしたいという理由と、
どこどこで働きたいという理由はイコールではないからです。
たしかに、働きたい会社があるから転職をしたいという状況もあるでしょうが、
働きたい理由は転職をしたいからではないはずです。
転職理由は多くの場合マイナスな理由が多いでしょうが、
志望理由は働きたいと思った理由などのプラスな理由になります。
通じ合う部分もありますが、転職理由と志望理由を切り離して考えましょう。
転職したいと思ったときからが終わりの始まり
転職を考えるには、転職理由を明確にするのが第一歩であるといいましたが、
まだ理由も明確ではない状態で何となく、
ぼんやりと転職したいなぁと思うようなら、
今の職場や会社にいることへの終わりの始まりと言ってもいいでしょう。
漠然とした気持ちや感覚から出た転職したいという気持ちは、
本心であるといっても過言ではないからです。
ですが、本心は決まっていたとしても転職理由を明確にしてから行動した方が良いのは、
現実的にどうなのか?という部分の再確認や、
これからの行動指針を定める必要があるからです。
転職理由を明確にすることは重要ですが、
あなたが無意識に転職したいと思った時こそがスタートと言えます。
自分の漠然とした気持ちやシグナルを自分で逃さないようにし、
それを認識した後は、
転職理由を明確化し目的やビジョンを持って確実に行動、
転職活動をしていきましょう。