仕事で言われるがままに動く、指示されたことだけする。
というような状態になっていませんか?
言われたこともできない、指示されたこともできない、
よりはマシですが、少し仕事ができるという印象を与える
効率よく自分の業務を遂行させるためには、
まず、一手だけでも仕事の先を読むことを意識するといいでしょう。
仕事で一手先を読むことの重要性
仕事で一手先を読むことは、とても重要です。
目の前のことをただ片付けていく業務だとしても、段取りを考えたりしますよね?
それはある意味、一手先を読んでいることに近いです。
「これをやったら、次はこうなるだろうから、ここまでやっておこう。」
という、一手先だけでもいいのでやっておくと、
仕事の進め方や周りからの評価に良い影響が起きてくるでしょう。
要はいかに先を読み、相手の要望や自分が求めている結果に対して、
段取り良く効率的にアプローチできるのか?という部分が、
仕事で一手先を読むことの重要性に繋がっています。
目的や結果から逆算して先を読んでおく
仕事をするうえで、逆算する思考を持っておいたほうがいいでしょう。
「やるべきこと・やりたいことが、どのような結果をもたらすのか」
という仮定をして、逆算しておくと一手先までの仕事が自然とできるでしょう。
少しだけ意識をすれば、できることなので難しくはありません。
簡単に言えば、「空が曇っているから傘を持って行かないで出かける。」
という考えでなく、
「空が曇っている、雨が降る可能性がある、傘を持っていこう。」
のような、考え方で仕事に取り組めば一手先ぐらいなら簡単に読めるようになります。
仕事での質問や確認の際は先を読んでおくと円滑に進む
一手先を読むと円滑に進むなと実感できるのは、質問や確認の際です。
仕事をしていると、質問や確認をしないといけないことがありますよね。
この際に、先を読んで仕事をすると効果的です。
例えば、質問で、
「~ができないのでやり方を教えてください」
と、質問した場合、
「~はできますでしょうか?現在はどのような状態でしょうか?」
などの、相手からも質問で多くの場合は返ってきますよね。
これも一手先を読んでおけば、
「~をしたいのですができません。現状は~を試しましたが~の状態です。」
のような説明を加えて質問をすることができ、相手も返答しやすくなりますよね。
確認の際も同様です。
相手の手間が省けるので、気が利くなとかナイス!って印象が一手先を読むだけで与えられます。
先を読めるようになると仕事への姿勢が変わる
先を読めるようになると自分の仕事への姿勢にも変化が起きます。
先読みすることで、効率がまずよくなりますし、
急なことにも対応しやすくなります。
また、部下や後輩など業務が遅い人間の原因もわかってきます。
全体的に改善したほうがいい部分なども目に付くようになってくるでしょう。
「自分が今までこんなに気が利かないやつだったのか、なんてダメなやり取りをしていたのだ!」
ということは、自分が変わらない限り見えてきません。
まわりがこうだからでは、その中では普通でも一歩外から見たら異常ということはよくあります。
こういう感じだから、仕事がうまくいっていないんだなという観点からより良くしていく努力は必要です。
仕事の一手先を読むことでミスを防止できる
先を読むことのメリットはまだあって、一手先を読むことでミスも減ります。
こうなるだろうという結果も考えたうえで仕事をするので、
結果から逆算してミスに気が付くことが多くなるのです。
また、仕事ができる印象を持たれることで、
多くの業務や責任がある仕事を任されることにも繋がるでしょう。
そのようなことを望んでいなくても、効率的に仕事が終えられるようになるのは得です。
無駄に残業したり、苦労しないで済むに越したことはないですからね。
まずは一手先を仕事で読めるようにしよう
2手、3手、10手などと急に読もうと思っても難しいですし、
仮に読めたとしても急にそこまで先のことまで考えて仕事はできないでしょう。
まずは、今より一手先を読むことを意識してみてはいかがでしょうか。
相手が求めていることを先取りしてやるのは、相手もうれしいものですし、
自分への評価としてけっこう大きく返ってくるもです。
たかが一手先なんてと思う方もいるでしょうが、
この一手先を読んで仕事をしている方はそう多くはないという印象があります。
右も左もわからないうちは無理でしょうが、ある程度業務に慣れてきた、
上司や関わる人たちの特徴や求めていることが見えてきた。
と感じ、自分もそろそろ仕事で印象付けたいとか、新人扱いは終わったな、
という状況であれば、仕事の先読みを意識しましょう。
まずは一手先でいいので先を読む工夫をして、
仕事を進めていくと自分にも相手にも良い結果に繋がるでしょう。