よくバイト雑誌や転職求人に、「アットホームな職場です」というアピールなのかよくわからない文章が記載してあることがあると思います。
その場合に、よくわからない集合写真やわちゃわちゃした仲間風なイメージなども一緒に掲載されている感じです。
なんか仲良さげで、雰囲気がよさそうと思ってしまうかもしれませんが、アットホームな職場を求人や会社自体が推している場合は注意が必要です。
アットホームな職場ですとか言ってくる求人や会社に注意が必要な理由を解説します。
アットホームな職場ですとか言う時点でアホくさい
アットホームな職場と求人であったり、会社が説明の場などで言う時点で若干アホくさいと言える部分があります。
なぜアホくさいのかというと、求人や会社はアットホームさをアピールする以外に伝えないといけない情報やほかのアピールポイントがないと魅力的とはいえないからです。
また、そもそもアットホームな職場というのがどのような職場を指すのか不明瞭という部分もあります。
簡単に言えば、もっとアピールすべきものがないといけないのに、アットホームな職場という不明瞭な要素を一番のアピール要素として持ってきている段階で、この求人や会社は何ひとつ魅力がないのではないかと考えられるわけです。
もっといえば、ブラック求人であったり、ブラック企業といえるような良い部分があまりにもないので、曖昧なアットホームさを推し出しているとも考えられます。
普通に考えて、アットホームな職場という部分しかアピールするものがない時点でおかしいですし、アットホームな職場が良いものかどうかもわかりません。
何も良い部分がないから、なんとなく良く見えるようにしているだけという風に考えたほうが痛い目に合わないで済む可能性は高いでしょう。
アットホームな職場とは閉鎖的な職場という意味
アットホームな職場というのは、言い換えれば閉鎖的な職場ということです。
まるで家のような、家族のようなという意味合いで使われますが、冷静に考えて急に自分の家族じゃない人たちと家族のようにしろと言われたら職場じゃなくても無理でしょ?
子供のころなどにほとんど会わない親戚の家に行ったり会うときもなんか変な感じしませんでしたか?
つまり、アットホームというのはある意味で閉鎖的であり、コミュニティとして完成しているということです。
そのコミュニティである家族の一員になれる人や染まれる人でなければ仲良くなれませんし、仲間とみなしませんよと言っているのと変わりません。
また、ある種の洗脳や同調意識が強い職場ということも言えます。
ウチはこうだから、ウチのルールでは、仲間なんだから、仲間だったらさ、などの圧力やその場だけのルール、暗黙の了解が強い職場の可能性が高く、アットホームな職場ほど馴染めなければ終わりという可能性が高いのです。
アットホームな職場であってもメリットがない
アットホームな職場はある種の閉鎖空間と言いましたが、会社や職場は多かれ少なかれ閉鎖環境であり、独自ルールや文化がある環境です。
つまり、それらが合うか合わないかという部分で判断することは多いですし、働きやすさにもつながってきます。
では、アットホームな職場で働くメリットはなにかと考えたら、ほぼメリットはないといえます。
よくわからない仲間ごっこやお友達ごっこがしたい人であればいいかもしれませんが、働くということを考えたらアットホームである必要性というのはほとんどないからです。
アットホームであるよりも、給料が多い、休みが多い、残業が少ない、人間関係が楽、プライベートが確保しやすい、などの方がよっぽどメリットだと思いませんか?
アットホームな職場が言ってくるメリットって、みんなが仲が良い、和気あいあいとした雰囲気、仲間や友達ができる、などといった、職場にはなくてもいい要素ばかりですし、幼稚園みたいな言いぐさです。
働くことのメリットに通じないのに、アットホームな職場をメリットとして言っている時点でその求人や会社で働くメリットがないと考えたほうがいいかもしれません。
アットホームな職場ですは自称でしかない
アットホームな職場にはメリットがないと言いましたが、アットホームな職場が言ってくるメリットもアットホームな職場ということ自体も自称でしかなく、客観的に判断する要素がないものです。
中には、アットホームな職場にメリットを感じている人もいるでしょうし、心の底からその職場をアットホームな職場と思っている人もいるかもしれませんが、主観でしかなく誰もがそう思う要素ではないですよね。
つまり、無根拠な思い込みとしか言いようがない要素を馬鹿みたいに自信をもってアットホームな職場で働きやすいですよ!と喧伝しているわけでアホらしいとしか言いようがありません。
なにを持ってアットホームな職場と言っているのかは不明ですし、アットホームな職場と思っている奴か、そう思わしてだましてやろうと思っている奴が勝手に言っているだけの情報ということです。
このような曖昧で無根拠なアットホームな職場という情報を掲載したり発信するだけで思慮が浅いともいえますし、なんか思い込みが激しい視野が狭いやつらなのかなと考えることができます。
本気でそう妄信しているか、何らかの意図で騙してやろうと考えているヤバいやつらと考えられるので、やはりアットホームな職場とか言っている求人や会社は避けるべきだと思うのです。
アットホームな職場です!という求人や会社に注意しよう
アットホームな職場です!という地雷臭が強い求人や会社には注意してください。
よほどほかの要素で魅力があるとかでなくて、大して条件が良いわけでもないのにアットホームな職場と煽っている求人や会社は避けたほうがいいでしょう。
また、アットホームな職場は洗脳教育が強い場合もありますし、イエスマンや気に入った人以外は苦痛やストレスが酷い可能性も高いです。
待遇という部分だけでなく、雰囲気や環境、そこにいる人間が異常であったり合わないということも多いのでアットホームな職場という言葉に騙されないようにしてください。
アットホームな職場なんてプライベートを侵食してくる怠い職場でしかないと考えて、自分が納得のいく条件や仕事内容の求人や会社を探していきましょう。