SEOの業務の中で、記事やコンテンツ制作をする機会が多くあり、個人的にも制作した記事からオーガニックセッションを集めるという部分を普段の仕事にしています。
その中で、記事制作に関してはライターを採用しておこなう機会が多いのですが、直接雇用というよりもフリーランスや副業ライターを利用することが増えました。
始めるのにはハードルが低いライティング業務ではありますが、なかなか使える人と出会うことは難しいです。
これまで数多くのライターをテストした経験から採用に至るような、依頼したくなるWEBライターの特徴から、WEBライターに向いている人はどのような人かを紹介
します。
- WEBライターに向いている人の特徴とは?
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:素直に指示を聞ける
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:サービス精神がある
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:レスや対応が早い
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:SEO知識を出さない
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:一生懸命さがある
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:質問が上手い
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:意図を汲み取れる
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:ユーザー目線を持てる
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:社会人経験がある
- 依頼したくなるWEBライターの特徴:スケジュールを守れる
- WEBライターに向いている人は責任感がある常識人
WEBライターに向いている人の特徴とは?
WEBライターに向いている人の特徴と言われると、ライティング経験が豊富、文章を書くのが上手い、SEO知識がある、なんてことが思い浮かぶかもしれません。
また、ライターのプロフィールにもこのような部分がアピールとして書かれていることが多いです。
しかし、SEOを目的とした記事制作をする場合は、ライターにSEO知識を求める必要はありません。
依頼する側、ディレクションや編集をする運用側に正しいSEO知識を持つ人間がいればいいのです。
つまり、SEO知識のアピールやライティングがうまいっす、というアピールをしてくるようなライターが良いというわけではないということです。
SEO知識やスキル、経験などが重要とされている部分がありますが、本質的にWEBライターに向いている人とはどのような人であるかを個人的に採用してきた経験から解説します。
依頼したくなるWEBライターの特徴:素直に指示を聞ける
ライターは依頼者が求める内容や文体で納品する必要があるため、こちらの指示を素直に受け止めて、的確に反映する能力が求められます。
仮に妙な指示だな、自分の考えとは違うな、というような指示の場合もあるでしょうが、依頼者からしたらこのようにやってくれという考えや要求があるものですので、指示に対して無駄なやり取りが生じずに素直に進めてくれる方は重宝します。
基本的に依頼されて記事を書くライター業であるのであれば、我を出さずに指示を的確に理解して反映できる方は使いやすいのでまた依頼してもいいなとか、継続した依頼を頼もうかなという考えになります。
依頼したくなるWEBライターの特徴:サービス精神がある
個人的にもっとも重要なライターとしての資質というか、依頼したくなると感じる要素としてサービス精神がある方、という部分が大きいです。
ライターがサービス精神?というと不思議に感じる方もいるでしょうが、ライティング業務でよくあるのが、1記事のもジスの目安を伝えて、1記事あたりいくらだったり、文字単価いくらという部分があります。
文字単価の場合は、指定文字数内に納めるという認識が双方にある場合がありますが、1記事あたりいくらという場合は、目安文字数を伝えて、多少の文字数が少ない、多いは目をつむるということがほとんどです。
しかし、1記事あたりいくらというと目安文字数内で当たり障りのない内容で提出してきて、悪くないけど良くもないなという記事が来ることが多くあります。
そのような傾向がある中でもサービス精神がある方は、必要な内容や深掘りした内容を目安の文字数を大きく超えてでも、良い記事を提出しようという姿勢が感じられることが多いです。
結果的に良い記事ではないとしても、このような姿勢があるライターは採用して、こちらが指示や指導をしていけばいいな、と考えてスキルや経験がなくても使おうという判断になることが多くあります。
依頼したくなるWEBライターの特徴:レスや対応が早い
WEBライターとのやりとりは、テキストベースのコミュニケーションであることが多いと思います。
ですから、レスが早くコミュニケーションが円滑に取れる方はありがたいです。
また、執筆速度というわけではありませんが、設定したスケジュールよりも少し早く動ける方は計算が立ちやすいので安心して使うことができます。
レスや対応が早い人であれば、追加の依頼や新しい依頼を相談しようかなと考えることもあるので、ライターに限らずスピード感がある対応ができる方は採用したいと感じる部分です。
依頼したくなるWEBライターの特徴:SEO知識を出さない
ハッキリ言ってライターにSEO知識は不要と言えます。
また、SEO知識とは基本的なこと以外は個人の感覚や経験に左右される部分もあるので依頼者のSEOの考えと一致しないことがほとんどでしょう。
ですから、SEO知識をひけらかしてくるようなライターは邪魔でしかないともいえます。
持っていて損はないとは思いますが、あなたのSEO知識をひけらかしてこられてもってことは多々ありますし、ライターとして仕事が欲しいのであれば、こちらの満足のいく記事を出してきてくれればいいだけともいえます。
多くの場合で、SEO知識をひけらかしてくるライターの記事のクオリティはサービス精神がある方の記事よりも、SEO的にも内容的にも劣っていることが多いので、知識があるからライターとして上位とはいえません。
こちらとしては、SEOアピールやアフィリエイトアピールをしてくれるライターは偏った知識や癖が強い傾向があるので、その時点で使えなさそうと判断してしまうことが多いです。
依頼したくなるWEBライターの特徴:一生懸命さがある
ただ文字数を埋めるのではなく、より情報を足してやろう、指示に対して少し上回ろうとしよう、という意思やトライを感じるものを提出してくれるライターは好印象です。
提出してきた段階で、つたないものであったとしても今後このような姿勢がある方はこちらの指示以上の働きを見せてくれる可能性があるので、採用しようかなという気持ちは強まります。
どのような仕事であっても一生懸命やる姿勢や意欲が強い方は一緒に仕事をしていくうえでプラスになることが多いので、こちらも前向きな気持ちで向き合えるという部分から採用の可能性が高まります。
依頼したくなるWEBライターの特徴:質問が上手い
質問が上手いというか、的確な方はライターとしてある程度能力がある方といえるかもしれません。
また、記事を書くにあたり先に質問をしないと書けないということも多くあるので、質問が来るかどうかを試す部分もあります。
こちらが想定してきた質問ができればOKではありますが、その質問の仕方や回答に対する反応を見て、理解力や対応力があるかどうかを見ることがあるので、的確な質問ができる方は記事を書く前から、おっ当たりかもな?と思う部分はあります。
依頼したくなるWEBライターの特徴:意図を汲み取れる
テキストベースのコミュニケーションで指示をする機会が多いので、こちらの指示の意図を汲み取れる方は重宝します。
ライティング能力とは別に、担当者と合う合わないはライターも人間ですからあります。
ですから、なんとなくコミュニケーションのフィーリングが良いかどうかという部分も感覚ではありますが加味される部分もあるのです。
しかし、この部分がなんかうまくかみ合わないなと感じる方は、意図を汲み取れないなどのケースが多いので、意外とライティング以外の要素ではありますが重要な部分であるとも感じます。
依頼したくなるWEBライターの特徴:ユーザー目線を持てる
WEBライターのなかには、それとない内容や構成で何とも言えない記事を書いてくるのが上手い人がいます。
内容がずれているわけではないが、読んでも何も得られず何も残らないような量産記事とでも言いますか、とにかく微妙な記事を作ってくるライターは多いです。
なぜそのようなしょうもない記事を書いてくるかというと、ユーザー目線を持っていないからです。
自分が与えられたKWで検索するユーザーになったと考えれば、どのような内容の記事が欲しいかということを考えることができますが、それができないライターは微妙な記事を書いてきます。
ユーザー目線を持って満足できる記事を作るには何が必要か?を考えられるライターはそれなりに良い記事が書ける可能性が高いといえるでしょう。
依頼したくなるWEBライターの特徴:社会人経験がある
どのような内容の記事を依頼するかによる部分はありますが、多くの場合で社会人経験がある方の方が自身の経験や知識、スキルを活かしたライティングができるので優位だといえます。
また、社会人経験ある方のほうが、ある程度の常識や礼儀があるので、仕事を進めるうえでもストレスが少なくて済むことが多いです。
年代や性別などいろいろな部分を考える必要がある場合もありますが、ある程度の社会人経験があるライターの方が、ライティングに落とし込めることも多いですし、事務的なやり取りが必要な際にも円滑に進みやすいので、社会人経験がない方や学生よりも、いいな!となりやすいです。
依頼したくなるWEBライターの特徴:スケジュールを守れる
スケジュールを守れる方はライターに限らず当たり前ともいえますが大切です。
守れない場合でも事前に連絡があるかないかだけでも印象は全然違いますし、スケジュール通り進む方はやはり計算が立ちやすいので使いやすいともいえます。
スピード感というよりも、設定された期日通りに動けるかどうかが重要です。
事情により遅れる出来ない場合でも音信不通になるような方は論外ですが、意外と音信不通になるWEBライターは少なくはありません。
また、こちらに言われたスケジュールだけでなく、自分のスケジュールを細目に伝えて調整依頼や状況を適切伝えてくれる方は、事情や状況の把握がしやすいので有難いことが多いです。
WEBライターに向いている人は責任感がある常識人
専門知識やライター経験、ライティング能力は、あるに越したことはありませんが、どの程度あるのかがわからない部分でもあり、あったとしても良い記事を書けないライターは多くいます。
依頼したくなるWEBライターの特徴として紹介したものは、いわゆるライタースキルというイメージとは少し違うものと感じたかもしれませんが、はっきりって専門知識やライタースキルよりもこれらのほうが重要だと感じます。
最終的に依頼したくなるWEBライターと思われるには、一緒に仕事をしたいと感じさせる要素が重要です。
WEBライターに向いている人と考えられる大きな要素は、やはり相手が求めていることを汲み取り提供できることであり、相手が仕事しやすいように配慮や工夫ができる方という部分です。
また、WEBライターに限らず依頼されるということは、仕事を任されていることでありプロ意識を持たなければいけません。
依頼に対して強い責任感を持って常識的なコミュニケーションやふるまいで仕事を進めることができる方が、WEBライターとして向いているといえますし、依頼したくなるWEBライターだと考えられます。