KSM×LOG|仕事や日々について考えたり感じたことを綴るブログ
雑感

ITベンチャー企業は都合の悪いことの言い訳をベンチャーだからにしがち

ITベンチャー企業は都合の悪いことの言い訳をベンチャーだからにしがち

ベンチャー企業と聞くとどのような印象を受けるでしょうか?

数多くのベンチャー企業が生まれては淘汰されて行きますが、

ベンチャーという言葉を言い訳に多用しているITベンチャーもいます。

ベンチャーであるということを、

都合の悪いことの言い訳に使うのはなせなのでしょうか。

ベンチャー企業であることを言い訳に使ってない?

ベンチャー企業ということに明確な定義はないので、

ハッキリ言ってしまえばベンチャー企業と自称すれば、

ベンチャー企業ということになるぐらいのものです。

また、会社として若いことで、

スタートアップと混同しベンチャーという場合もあります。

ですから、よく考えれば言い訳に使うことに適さないのですが、

ベンチャーと自称する会社は、

  • 人員や予算が少ない
  • スタートアップの段階である
  • 事業や経営の方向性が定まっていない
  • 社内の環境や制度が未整備である

などの都合の悪い部分に対して、

ベンチャーだから仕方がないんだよね

と言い訳に使うようになる負の側面があります。

ベンチャー企業の良さと悪さは紙一重

ベンチャー企業といえば、これまでの企業に比べて、

自由さや気軽さという部分を推す感じが強くありますし、

実際にベンチャー企業は会社らしくない緩さがあるのも事実で、

その緩さが良い点と感じることもあります。

ですが、この良さは悪さとも取れる部分になります。

緊張感がなく、なあなあになっていたり、

緩さを通り越して杜撰さや不誠実さ、無責任な状態

というような負の面と繋がっていることもあるからです。

やはりベンチャー企業であっても、

ある程度の社内整備や環境整備は必要ですし、

仕事をする場であるという意識を持つことも大事なのです。

準備不足・整備不良をベンチャーだからで誤魔化す

準備が不足して見切り発車だったり、

整備不良や曖昧な規定や取り決めばかりで、

いざ問題や質問などが来た際に対処や返答に困り、

いや、ベンチャーだからさー

と何の解決にもならない言葉で誤魔化そうとします。

ベンチャーでも会社であって、

しっかりと法律に基づいたルールなどを整備すべきですが、

なんとなくだったり、思い付きだったり、

勢いだけで来てしまったようなベンチャー企業の場合、

ある程度の規模まで成長したときにボロが出始めることになります。

人の入れ替わりの激しさをベンチャーだからで誤魔化す

離職率が早い原因をベンチャーだからということもあります。

まぁ説明になっていないけどなって話なんですが、

人の入れ替わりが多く早いのはベンチャーなんで!

と当たり前のことのように言う風潮があるわけです。

実情としては、ベンチャー企業は整備されていないことも多いし、

思いつきや強権的なことも多くあり、

理不尽な目に遭ってしまう可能性が高めであるということです。

適材適所でないことも多いですし、

会社が小さいことで社長やイエスマン、古株がでかい態度をとりがちで、

まともな人ほど見切りをつけるのが早いということがあり、

多く採用するけど居つかないという状態になるわけです。

原因はベンチャーだからってより、お前だけどな!

って話なんですが、ベンチャーのせいと言い訳するのです。

何年経ってもスタートアップ気分のベンチャー企業は多い

スタートアップとベンチャーを混同しがちと言いましたが、

起業から何年も経っているのにスタートアップ気分の、

ITベンチャーやベンチャー企業は多くいます。

いつまでもスタートアップ気分でいることから、

様々な問題や都合の悪いことに対して、

いやぁでもベンチャーだからさぁ?

というスタンスでいて現実を見ないようにしているだけなのです。

会社設立から3年、5年と経っているのに、

いつまで手つかずにしとくんじゃということを、

ベンチャーだからと言い訳にするのは身勝手ですし、

会社の歴史からしたら短いかもしれませんが、

3年や5年もの時が経っているのに、

ろくな整備もできないようであれば怠慢としか言いようがありません。

都合の良い部分に対しては成長しているというくせに、

都合の悪い部分に関してはベンチャーだからまだこれからなんで

というようなベンチャー企業は不誠実ですしリスクがあると考えていいでしょう。

ベンチャー精神とか挑戦を言い訳に使いだすと危険

ガラクタな会社で大した考えもないくせに、

運良く成長して小金を持ち出したベンチャー企業は、

立派な会社に見せようと背伸びをしだしたり、

ハリボテの見せかけの薄っぺらい良さを作ることに必死です。

そしてその嘘をばら撒いて、

アホな社員は洗脳されて余計に異常さに拍車がかかります。

嘘をばら撒いていたほうもなぜか自己催眠状態になって、

自分でついた嘘を本気にしだすようになって、

取り返しのつかない暴走をしていくことに繋がります。

ベンチャー企業の場合はこの傾向が出やすい側面があります。

なぜならワンマンであったり、思いつきである程度来てる部分があるからです。

大企業と違い体力もなければ、経験値もないので、

いろいろな部分が後回しにされていたり、杜撰な状態ということがあります。

これらの都合の悪い部分をいつまで経っても改善せず、

ベンチャー企業だから、ベンチャー精神で、挑戦!成長!

と言い訳し誤魔化しているような会社であれば、

今はよくても長い目で見れば崩壊する可能性が高いかもしれません。