フレネミーという言葉をご存知でしょうか?
フレネミーとは、「フレンド」と「エネミー」を組み合わせたもので、
「友を装う敵」のことを意味する言葉になります。
つまり、親し気に近づいてきて裏ではあなたの不利になることをするような、
下衆野郎のことですね。
職場で馴れ馴れしく近づいてきたり、友人だと思っている人物も、
本当はフレネミーかもしれませんよ。
フレネミーな人間は職場に高い確率でいる
親切そうに近づいてきたけど嫌な人だったとか、
なんか中心人物ぶってるけど無能で性格の悪い奴だった、
などなど、職場に限らずとも人が集まる場であれば、
このような一見、フレンドリーで親切そうではあるが、
性根は腐りきっているフレネミー的な存在はどこにでもいるものです。
特に職場は利害関係であり、人間関係が物を言う部分が強いので、
フレネミーが生まれやすく、古い体質や上の人間が無能の場合は、
フレネミーのような工作員やおべんちゃら使いが幅を利かしてくることもあります。
ただただ厄介な存在のフレネミーは高い確率でいると考えておいたほうがいいでしょう。
フレネミーの可能性が高い人の特徴
フレネミーかもしれない人の特徴を見ていきましょう。
職場の人間はフレネミーでなくても合わない人や嫌な人はいるでしょうが、
フレネミーの特徴も持ち合わせている場合は、さらに危険な存在とも言えます。
特徴としてわかりやすいのは、
- プライドは高いが仕事はできない
- 自己中心的
- 自分は頑張っているとよく言う
- 出しゃばり
- 人を見下している
- 文句や不満をよく言っている
- 人によって態度が大きく違う
- 自分の話をよくしてくる
- プライベートや秘密を知りたがる
- ゴシップ好き
- 嫌味っぽい
- 責任転嫁が多い
- 見栄を張りがち
- 独自のランク付けをしている
- 嫉妬がすごい
- 被害者意識が強い
- 有利に立ちたい
などなどと、例を出せばキリがないぐらいに、
人として嫌な部分を兼ね揃えたような特徴のデパートみたいな人間は、
高い確率でフレネミーと考えてもいいでしょう。
また、職場という目的を共有した人間が集まる場で、
自分のことしか考えていないような人間なのに仕切りたがるような人は、
フレネミーの確率は高いですし、そうでなかったとしてもクソと考えていいでしょう。
職場の人間はフレネミーに変わりやすい
職場の人間関係は対等という関係性が生まれにくい環境です。
学校などにもフレネミーはいるでしょうが、学校のフレネミーより職場の方がたちが悪いですし、
急にフレネミーに転換しやすいという要素は職場の方が強いかもしれません。
なぜなら、職場には出世などで立場の入れ替えも起こりますし、
評価や仕事の成果に関しても利害関係が生じてしまうからです。
中には、他人を蹴落としたり、嵌めたりしてでものし上がろうとする人もいますし、
仲が良かった人間同士であっても、仕事のミスやトラブルがキッカケで、
人間関係がこじれてしまうなどの可能性も職場の場合は大きくありますよね。
ふとしたキッカケでフレネミーに変わる可能性はありますし、
利害関係や損得勘定が働きやすい職場であればあるほど、
フレネミー化しやすいといえるでしょう。
基本的にフレネミーだと思っておいて損はない
職場の人間の場合は、仲良くなったと判断するハードルを、
通常より厳し目にジャッジしたほうがいいかもしれません。
といいますか、仲良く無理にするよりは社会人として常識の範囲内で、
対応するように心がけておいた方がリスクは少なくて済むのではないでしょうか。
極端な話、基本的に職場の人間はフレネミーだと思っておくか、
または、フレネミーになる可能性がある、と線引きをした付き合いをしたほうがいいでしょう。
本当に心の底から信頼できる関係性の人であればいいですが、
職場の人間との友情なんて、ほとんどの場合は職場が変わればそこで切れるものです。
また、職場が同じでも立場が変われば、失われることもあります。
損得がない学生時代の友人とは根本的に違うということは、
肝に銘じておいた方がいいでしょう。
職場のフレネミー対策として心を完全に開かない
職場のフレネミー対策というか付き合い方としては、
- ある程度の距離を保つ
- 心を完全に開かない
- 信用しきらない
ということです。
相手に付け入る隙を与えないことと、プライベートな情報や考えを明かさないことも大事です。
仲良くなるには自己開示が必要ではありますが、
別に仲良くなる必要はないわけで、仲が悪くならないようにすればいいのです。
つまらないやつと思われたとしても、フレネミーのほうがクソつまらない人間ですので、
気にしないで、当たり障りのないことだけ常識の範囲内で対応すればいいです。
なるべく面倒にならないように近づきすぎずに、
仕事中も仕事が終わった後も距離感をもって接するようにしましょう。
自分自身がフレネミーにとって無害であれば、フレネミーに噛まれることもありません。
露骨に避けたり、対立する必要はなく、いなす感じで大人な対応をしていれば、
フレネミーも取り付く島もないとあきらめるでしょう。
ただし、フレネミーには悪い印象を与えないように工夫することが大事ですので、
難しい部分もありますが、自分と関わってもうま味はないよって思わせれば勝ちですね。
フレネミーとは距離を置いて無難な対応をしよう
フレネミーはどこにでも湧いてくるものですので、
避けられないということは十分考えられます。
ですが、距離を保つことやフレネミーか見極めることは可能です。
簡単に言えば、友達や親切を装った敵というか詐欺師なわけですから、
嘘つき野郎とは距離を置いて関わらないようにすることが無難です。
また、嘘つき野郎には本音を言うことも情報を漏らすこともしたくないですよね?
こっちが大人の態度を保って接していれば、
フレネミーはやりようがないので自然と離れていくか、
あなたをターゲットから外して、別の人間に近づいていくことでしょう。
職場にフレネミーは確実に潜んでいますので、
冷静に慎重に見極めて、適切な対応をしていけば面倒にならずに済むでしょう。