仕事や業務の説明をして、
わかりましたか?と聞いて、わかりました!
と答えたのに実際にやらせたら全然できない。
というようなわかったふりをして仕事ができない人はいないでしょうか?
仕事や職場でわかったふりをする人の特徴と対処法を紹介します。
なぜどうせバレるのにわかったふりをするのだろう
単純にわかったふりをしても、わかっていないのであれば、
できないという結果になるのは目に見えているのに、
なぜ、わかったふりをして誤魔化そうとするのでしょう。
確かに説明が全然ヘタクソでわからない人もいますし、
こういうタイプに限って質問を受け付けないみたいな、
説明が崩壊している無能もいることはいますけど(笑)。
でも、わかったふりをして得することってないわけです。
その場ではわかったふりをしたとしても、
いざ実際にやるというまでには聞いたりして理解しておく、
ということをしないと自分が怒られる結果になってしまいますからね。
ですが、何度もわかったふりをして、
いやいやわかったって言ってないのに出来てないじゃん!
と指摘されているにも関わらず、
わかったふりをし続けてしまう人も存在しているのです。
わかったふりをする人の特徴:話を聞いていない
わかったふりをする人は話を聞いていないので、
わかったふりをするしかない、ということがあります。
いやいや、するなよと思ってしまうのですが、
自分以外の人がわかりました、と言っているので、
わかったふりを自分もしておこうと考えたり、
マンツーマンの場合も、
今まで聞いてなかったけど、
けっこうな時間話してたし、
わかったふりをして終わらせておこうかな、
という発想になってわかったふりをしてしまうのです。
わかったふりをする人の特徴:わかったつもりでいる
わかったふりをしているわけではないとも言えますが、
わかっているとは言い難いのに、
本人はわかったつもりになってしまっている、
という感じでいる傾向も強いです。
例えば、1から10段階の理解度で、
普通の感覚なら8割ぐらい理解できていれば、
まあまあわかったかなと判断するところを、
わかったふりをしてしまう人は、
2とかレベルで、マスターしました!という感覚でいたりします。
また、全然違う方向性や独自解釈をしまくって、
何でそういう解釈したの?って思わしてくれるぐらいの、
斜め上な解釈でわかったつもりになっている場合もあります。
わかったふりをする人の特徴:わかりましたと言ってるだけ
わかりましたか?質問はありますか?って、
大抵の場合は説明後に聞きますよね。
この時にわからない部分がある場合は質問なりをするわけです。
ですが、わかったふりをしてしまう人は、
反射的に、わかりました!
と言っているだけということが多いです。
わかりましたというんだからわかったているのだろう、
という判断を説明した方もしてしまうわけですね。
何もわかっていないのに、わかりましたか?
と聞かれたら、わかりました!と答えてしまう病気なのです。
わかったふりをする以前の問題で、
わかってなくてもわかっていますと言ってしまうのです。
本人には嘘を言っている気もなければ自覚もありません。
ただただ純粋に、わかりましたかと問われれば、
わかりましたと答えるだけのことでしかないのです。
わかったふりをする人の特徴:質問ができない
わかったふりをする人は質問ができないタイプも多いです。
本当に質問がなぜかできないという方もいますし、
要領を得ない質問ばかりをしてしまい、
何が聞きたいのかわからなかったり、相手に伝わらず、
わかることができないで終わったにも関わらず、
いろいろ聞いたし沢山答えてもらったのでと、
変な気を遣ってわかったふりを決め込んでしまう方もいます。
質問が下手という段階でちゃんと理解できていないとも考えられますけどね。
また、質問自体ができないという人も不思議といます。
恥ずかしいのか、コミュニケーションが苦手なのかはわかりませんが、
わからないことを聞くという選択肢を取らないで、
質問するぐらいなら、わかったふりをしておこう、
と考えてしまう人も中にはいるのです。
わかったふりをする人の特徴:話についてこれてない
一人だけ理解度が違う場合や知識に差がある場合は、
わからない人や置いて行かれる人が出ないように注意が必要です。
説明や話す側の配慮も求められる部分ではありますが、
ひとりだけ遅れて入社とか長く休んでたとか、
未経験の入社だからなどの情報がなければ配慮はされません。
同時期入社や他の人も未経験者ばかりしかいない、
という状態であると配慮されずに進んでいくことも多いです。
つまり、話についてこれない要因がない状態なのに、
話についてこれていない人は生まれるというわけです。
そして、話についていけない人は、
わかったふりをしてやり過ごそうという考えになってしまいがちです。
話についていけないことがバレたくないという思いや、
自分だけ話についていけていない申し訳なさから、
わかったふりをすることを選択してしまうのです。
わかったふりをする人の特徴:すべてがわからない
わかったふりをする人は、
もう何もかもがすべてわからないが故に、
わかったふりをするしかとる術がないという場合もあります。
もう質問すらわからないぐらいにわからない、
説明されていることも全くわからない、
とにかく何かは言われてるけど、
ひとつもわかることがないという状態ですね。
本人としたらどうしようもない状態なのでしょう。
危機感や心配を通り過ぎて、
静かに静かに空気のように目立たないようにいることだけを、
意識して気配すら消しているレベルでいます。
ですから、わかったふりをして、
なんの問題もない風を装うしかないのです。
わかってないことがバレるその日まで、
なるべく静かに過ごしバレるのを避けるために、
わかったふりをして息をひそめているのです。
わかったふりをする人には逆に説明をさせる
わかったふりをしている人の対処法と言いますか、
わかったふりかどうかを判断するためには、
自分が説明したことがどういうことであるか、
説明してもらうと良いでしょう。
説明した内容通りに話せている場合はわかってはいます。
説明した内容通りではない場合は、わかっているとは言えませんよね。
ただ単に、わかりましたか?と聞くだけでは、
わかりました!と答えるだけで終わるので、
本当にわかっているかどうかまでは、こちらも見抜けません。
ですから、ある程度わかっているかどうかを探るためにも、
では、わかっているようなので、どういうことか説明してもらえますか?
と、相手から内容を語らせることによって理解度が判断できます。
まぁ実際に出来るかどうかは理解度とは別な部分がありますけど、
わかっていないのにわかったと言った人を見つけることは出来るわけです。
わかったふりをしているかどうかを見抜くことが大事!
わかったふりをするのを完全になくすことは難しいですが、
わかったふりをしてるかどうかを見抜くことは出来ます。
また、何かを指示する立場や教える立場の場合は、
しっかりとわからすことまでが仕事です。
これぐらいでわかるだろ、わからない方がおかしい、
と自分の感覚で決めつけてしまうことは良くはありません。
わかったふりをさせてしまっているのは、
指導側の落ち度という部分でもあると言えなくもないのです。
まぁすべてではないですけどね(笑)。
どちらにせよ、わかったふりでいられることに、
仕事を進めるうえではメリットはひとつもありません。
わかったと口では言ってるけど本当にわかっているのだろうか?
自分の説明の仕方で伝わっているのだろうか?
という部分に意識を持ちつつ、
わかっていないのにわかったふりをしてしまう人もいるということを、
念頭に入れて適切な対応をしていきましょう。