企業に関わらず、個人でもWebサイトを持つ時代です。
中小企業や個人商店などもサイトを持つ、Web集客に力を入れていく。
なんて、流れになっていっていますよね。
ですが、急に知識もないのに会社のWeb担当者になれ!と言われても困ってしまういます。
未経験、初心者で会社のWeb担当者に任命されてしまったら、
まず最初にやっておきたいことを5つに絞って紹介していきます。
会社のサイトでも個人のサイトでも基本は変わらない
いわゆる会社のサイト、コーポレートサイトやオウンドメディアを、
急に任されてしまって焦ってしまうことでしょうが、
多くあるブログと大きな意味では変わりないと言えます。
サイトを公開するという部分で考えれば、
- ドメインを用意する
- サーバーを用意する
- サイトのデザインや構成を作る
- コンテンツを用意する
- 公開し運用していく
という、流れは同じです。
公開までの設定やスケジュール、必要なことなどは、各々のケースで異なるでしょうが、
サイトを作成する前にWeb担当者がしておきたい5つのことを紹介していきましょう。
1.会社のサイトへの期待値を探る
サイトやウェブの知識があまりない経営者や上司などは、
サイトに対して過度な期待値、
もっと言えば非現実的な妄想レベルの期待を持ってしまっている場合があります。
Web担当者になった際に、現実的な期待値を教えることから始めましょう。
サイトを持ったからと言って、魔法のように急激に成果が出ることはないということ。
けっこう地味な結果、地道な作業がサイト運用には求められるので、
Web担当者にまずなったら、そんな夢や妄想のようなことは出来ませんよと、
理解させるところから始めましょう。
2.現実的なサイトのゴールをひとつ決める
サイトに対する期待値を現実的なものに理解させることが出来たら、
現実的なサイトの目的、ゴールをひとつだけ設定しましょう。
企業のサイトの場合、目的やゴールは、
- 知名度向上やブランディング
- 問い合わせや資料請求などの顧客獲得
- サービスや商品の販売
- 情報発信
- 採用活動
などが考えられますが、
どれをまず行いたいかによって、サイト運用や必要なコンテンツも変わってきます。
ですから、まずはひとつの目的・ゴールを決めて、
そのゴールに対してどのようにアプローチしていくかを考えましょう。
3.サイトに使える予算と人員をスケジュールを把握する
急にWeb担当者に知識もなく、未経験者を任命する会社ですから、
リテラシーがあまり高くないと考えてもいいでしょう。
あなた一人で全部やってということも考えられますし、
外注するにしても予算がいくら使えるかは、重要です。
また、どれぐらいの期間でやれと想定しているかもわからないので、
スケジュール調整も必要になるでしょう。
出来ないものは出来ないと、納得させないと自分がつらくなってしまいますからね。
使える人員や予算によってスケジュールも変わるので、
これらをしっかりと把握しないと動きようがないとも言えます。
4.サイトに必要な情報や項目を整理する
目的やスケジュールが定まったら、サイトの内容を整理しましょう。
あれもこれもとコンテンツを作成するのは無理です。
まずは、目的にたどり着くために必要な情報や項目を洗い出します。
また、必須項目というものもあるので漏れのないようにしましょう。
サイトや集客するにあたり必要な情報を用意できるかは、
コンテンツを作成する方に左右される部分もあります。
自社サイトであれば、社内で知識がある方や会社の商品やサービス、
業界などの情報に精通している方の協力が必要になることもあります。
サイトはコンテンツの集合体ですので、ひとつひとつのコンテンツの質を意識して、
必要なものから用意できるように段取りしていきましょう。
5.SEO業者に騙されない程度の知識を得ておく
知識がなく、右も左もわからない方がWeb担当者になってしまう場合、
社内にもSEOやサイト運用の知識があるとは考えられません。
そこで、SEO業者やサイト制作代行業者に依頼をしてみろという流れになるかもしれません。
逆に、SEO業者などから営業が来る可能性もあるでしょう。
ですが、知識がなくSEO業者やサイト制作代行業者と相対するのは危険です。
SEO業者の中には知識がない会社を騙して、成果も出さない詐欺的な業者も多いですし、
代行業者の中にも似たような業者が多く存在しているからです。
SEO業者に騙されない程度の、SEOに対する事実や常識程度の知識は早めに身に着けておきましょう。
今後、サイト運用を進めていくうえでもSEOの知識を得ておくのは無駄ではないですしね。
Web担当者はまずサイトのリリースと運用を目指そう!
会社のWeb担当者としてはサイトのリリースと継続した更新、運用をまず心がけましょう。
サイトがない場合は、リリースを早くすることはメリットになります。
事前準備はしっかりとしたほうがいいですが、
サイトができてからはそこまで悩まないで進めていくことも大事です。
サイトのコンテンツもデザインも、公開してからいくらでも修正できますし、
最初の状態があまりよくなくて、修正をしたとしても、
しっかりと修正したことをGoogleは理解して、適切な評価をしてくれるからです。
サイト自体は、公開したら完成ではなくて、公開してから修正を続けることが重要です。
ある意味で完全な完成がないとも言えますが、より良いものを作る気持ちを持って、
悩みすぎずに臨機応変に対応していきましょう。