残業を評価することは難しいものですが、いまだに残業が多い人を頑張っているという風潮で評価をしてしまう会社や上司は存在しています。
つまり、このような会社や上司の下では、残業しない人は評価されない、ということも起こるのです。
なぜ残業しない人を評価できない会社や上司が多いのでしょうか。
また、残業が多いことが本当に評価が高まる理由といえるのでしょうか。
残業しない人が評価されない理由と、会社や上司が残業しない人を評価できない理由について考えていきましょう。
残業しない人は頑張っていないわけではない
そもそも残業しない人を頑張っていないという風に考えているのであれば、もうその考えや価値観から変えなければいけないので、その会社や上司の下では正当な評価は得られないでしょう。
残業しない人の中には仕事が終わっていないのにしないという人もいるでしょうが、多くの人は残業をしないように仕事を進めているということがほとんどです。
つまり、残業しなくても仕事を回せるように頑張っているというわけです。
しかし、残業している人の大半はこのような残業しない人よりも非生産的な人たちが多くを占めている場合もあります。
仕事が遅い、段取りが悪いから残業しないといけない状態に自ら陥っているというわけです。
仮に、このような状態で残業しない人と残業している人を比べた場合、どちらを評価すべきかは一目瞭然でしょう。
本来は、このように、なぜ残業しないといけないのか、なぜ残業をしないで済んでいるのか、という部分までしっかりと考慮しなければ適切な評価をすることはできません。
これらが加味されないのであれば、何となくで評価していると言われても仕方がないのではないでしょうか。
残業しない人が評価されないのは残業が偉いという価値観
残業しない人は残業しないということだけでその他が問題なくても、もっといえば秀でていたとしても評価されないということもあります。
このような判断をしてしまうのは、残業が偉いという価値観を抱いている会社や上司はいまだに多く存在しているからといえるでしょう。
内容はともかく、残業時間が長ければ長いほど貢献していると考えてしまうという思考回路が出来上がってしまっているわけです。
いくら効率的に無駄なく素早く仕事を進めて成果を生んでいる人間より、常人の何倍も仕事が遅く、意味があるのかわからないようなことを多くの残業時間をかけてしている人間が評価されるという世界なわけです。
なぜこのような考えに至るのか理解することは到底できませんし、普通に考えて狂っているとしか言いようがないのですが、これぐらい極端な考え方を持っていないと辻褄が合わないのです。
確かに残業をしていると大変そうに見える、頑張っているように見える部分は否めませんが、やはり日ごろの働きや成果、生産性を考えないで雰囲気重視でしかないので、適切な評価ができない理由として残業は偉いという価値観が根本にあるという部分は影響しているでしょう。
残業しない人を評価できない会社や上司もいる
残業しない人を評価しない理由として、残業が偉いという価値観が影響していると言いましたが、そもそもこの価値観もそうですが、残業しない人を評価できない会社や上司もあります。
なぜ評価できないかというと、適切に生産性や成果で評価してしまうと、自分らが何にもしていないことがバレてしまうからです。
つまり無駄に残業しているだけであったり、口だけで何にも成果を生んでいない人間がごろごろいる会社や威張り散らしている会社があるわけです。
このような会社や上司は、仕事ができる残業しない人よりも、仕事ができない残業ばかりしている無能の方を好みます。
自分たちと同じような非生産的で残業が多いだけの社員を評価することで、自分たちが上にいるための足場を固めているというわけです。
適切に評価すると今のように威張っていられなくなるので、適切な評価はしないで無能を評価して自分たちの保身をしていくという考えがあるので、残業しない人が優秀なのがわかっていたとしても、最悪としか言いようがありませんが評価できないこともあるのです。
残業しない人が評価されない会社は終わっていく
残業しない人が優秀だとわかっていても評価できない会社は遅かれ早かれ終わっていきます。
また、ここまで問題がない場合でも残業しない人だから評価がされないのであれば、優秀な人は長く働こうと考えることはないでしょう。
ハッキリ言って、残業しない人というだけで評価が下げられるような会社はおかしいです。
もっといえば、残業なんてしないに越したことがないわけですし、定時内の仕事ぶりや成果で評価というものは考えるべきです。
会社に長くいることが仕事と考えている、勤務時間が長ければ長いほど頑張っている、というのであれば、ずっとやってろやって話ですし、評価が欲しければそうしろって話ならやなこった、としか言いようがありません。
姿勢とか意欲という言葉で残業強要をしてきた狂った上司がいましたが、定時内にやるべきことをやって終わらせている人間に対して仕事の姿勢や意欲が低いなんてよく言えたもんだなと思います。
毎日毎日、定時後に理由もなく何時間も会社に残っている変態が上司になってしまうと、このような狂ったことを言い出してきますし、同じように残業している無能が評価されるのでまともな人はやる気を失って当然です。
このような状態だと感じるのであれば、早くその狂った会社や上司から離れることをおすすめします。
残業しない人だからと評価されないなら転職一択
残業しない人だから評価されない、という状況に身を置いているのであれば、転職という選択肢しかないでしょう。
あなたが悪いのではなく、どう考えても会社か上司がおかしいです。
上司のみおかしいのであれば、なんとかやりようがあるかもしれませんが、組織としておかしいのであればそこから離脱するしか手はありません。
残業しない理由が、仕事を適切に終わらせているというのであれば、あなたは仕事の能力はあるので、もっと評価をしてくれる会社に出会えるはずです。
一刻も早く、この狂った環境から抜け出して、あなた自身が正当に評価される環境に身を置いてください。