コンテンツの価値やクオリティを高めるためには、
コンテンツと向き合い品質を高めたり、
内容を面白くする努力や新たな価値や情報の提示をしなければいけません。
ですが、SEO対策だけの考えに傾斜してしまうと施策だけに限定したり、
何かをすれば価値が高まると間違った考え方に囚われてる方もいます。
コンテンツの価値を高めることに繋がらない6つの無駄なSEO施策を考えていきましょう。
文字数ありきでコンテンツを作る
文字数が多いコンテンツ、少ないコンテンツが良いとか悪いということではなく、
文字数ありきでコンテンツを制作することに意味があるとは思いません。
よくSEO対策でコンテンツの話をすると、
- 何文字以上あるコンテンツならOK
- 競合サイトより文字数が多ければOK
という考え方を耳にしますが、
文字数が多い順番に検索順位は決まっていませんし、
内容によっては短い方が良いこともあります。
文字数ありきでコンテンツを考えることは、
価値を高めることに繋がらない無駄なSEO対策であると考えていいでしょう。
あくまでコンテンツは内容ありきですから、
どのようなコンテンツも何文字以上とか何千文字でと決めつけることに意味はないといえます。
また、記事タイトルも何文字以内などの謎のルールに縛られ過ぎて、
支離滅裂なタイトルや意味不明なタイトルにしてしまっているのもよく見られます。
必要な内容や項目を考えてからまとめられる文字数や必要な文字数を考えるべきです。
![コンテンツのSEO価値を文字数だけで考えるのは無能](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/04/It-is-incompetent-to-think-about-the-SEO-value-of-contents-only-by-the-number-of-characters.jpg)
キーワードは確かにコンテンツやSEO対策で重要ではあります。
ですが、何を勘違いしたのか、
キーワードを組み合わせただけのコンテンツで質が高まったと考えてしまう方がいます。
自分で執筆する場合は、内容を考えてから書くと思いますし、
キーワードを意識しない場合もあるでしょう。
特にオーダー記事を利用する場合、
キーワードを2~3個ほど組み合わせただけで発注した記事を、
SEO価値のある記事だと言っているのを耳にしたことがあります。
確かにキーワードを基に制作されるのでキーワードを含むという部分では、
クリアしているでしょうが、そのようなオーダーで内容が良いものが来ると思えません。
実際に、オーダー記事はどのようなオーダーの仕方をしても、
届くまでは完全に質や内容はわからないという部分があります。
キーワードが含まれているからSEO効果や価値が高まっている、
と考えるような施策は根本的な質を考えられていないので無意味であるといえます。
オーダー記事は、専門家が執筆したものであるとか出なければ、
どのような方が書いたかわからない質も信頼性も不明なものであると考えておいていいでしょう。
![SEO業者がいう「SEO的に問題がないコンテンツ」という狂った考え方](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/07/A-mad-idea-called-SEO-content-problem-free-content.jpg)
コンテンツ量を増やせばいいという考え
文字数増やせばいいという考え方と同じようにサイトの記事やコンテンツの数を増やせばいい、
増やせば価値が高まると考えている方もいます。
価値の高いコンテンツが増えていくならば意味はあるといえますが、
増やせばいいと考えている方は質より量に傾斜しがちで、
作るだけ無駄になっている場合が多くあります。
記事数に応じてアクセス数が比例するわけでもありませんし、
記事数に応じて検索上位に掲載されるわけでもありません。
100記事あるから100セッションは来る、なんて単純なことではないということです。
このような考えなら、
100万記事あれば100万PVのサイトが出来るっていうことになってしまいます。
冷静に考えればそんなわけがないとわかるでしょう。
無駄なコンテンツを作るだけのSEO施策は無意味であるといえます。
サイトに必要なコンテンツを考えて、ひとつずつでも丁寧に製作していくべきです。
![スパムサイトと紙一重の低品質なサイトに当てはまる10項目!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/06/Ten-items-that-apply-to-spam-sites-and-low-quality-low-quality-sites.jpg)
キーワード・共起語などの詰込み
文字数同様にキーワードや関連キーワード、共起語をコンテンツ内に増やせ、
という指示は未だに聞こえてきます。
SEO施策だけしか考えていない方は、
出現率とか含有率とかの数値にこだわりがちです。
増やすことで不自然になったり、サイトや文章自体が見にくくなったり、
不必要な内容を追加するだけになることまでは、あまり考えが回らない方によく見られます。
はっきり言って、キーワードや共起語は適切な内容を書いていれば自然に使われるものです。
キーワード等を増やすことを前提に作られたコンテンツは不自然であるといえますし、
詰込み行為はキーワードスパムですから、やらないほうがいいでしょう。
キーワードありきで作られたオーダー記事などもキーワードが使われているだけで、
内容は薄かったり不自然なものも多く見られます。
![我が耳を疑ったSEO業者のトンデモ発言集!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/04/A-SEO-dealer-who-doubted-my-ear-Tong-Demo-remarks-collection.jpg)
濃い内容を作れない環境での制作
例えば、コンサルタントなどが、コンテンツの内容を提案してきたとしても、
競合サイトと同じようなクオリティやそれ以上のクオリティで制作できる環境、
がなければ実現ができないということになります。
知識がある分野で他に勝っている能力の方がコンテンツを用意できるのであれば良いですが、
オーダー記事などに頼るのであれば、成功の可能性は高くはないでしょう。
作ろうとするコンテンツは正しくても、
- 勝負できる内容のコンテンツを用意できるのか
- より詳しく他にはない要素を追加できるのか
- 独自性や面白さなどを高いクオリティで実現できるのか
ということを考えた上で、コンテンツ制作は考えていかなければ、
口で質が高いものやオリジナルなものを用意すると言っても、
フタを開ければお粗末なコンテンツが並ぶということがあります。
想定した内容のものが高いクオリティで用意できる、制作できる時間や環境がない、
などの手段を持っていないのであれば不可能です。
![サイト・コンテンツに必要不可欠な「E-A-T」とは?](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/10/What-is-E-A-T-essential-for-site-contents.jpg)
1ページにやたら詰め込む
文字数増やせ、キーワード詰め込め、
という何のためにするのかわからない施策を推し進めると最終的に、
1ページにやたら詰め込みたがります。
読み手のことを考えないでコンテンツを作ることでSEO評価が高まると考えている方は、
1ページの量が多ければ多いほど、SEOに強くなると考えているのでしょう。
ひたすらスクロールをしても終わりが見えない、
内容にバラツキや薄い内容の引き延ばしなど、
不必要なコンテンツを詰めてるだけみたいな状態になってしまいます。
仮に1位を獲ったとしても、それは検索エンジンのミスのようなコンテンツです。
読み手やユーザーは、このような長く詰め込まれたページからは離脱してしまいます。
また、無駄に長いコンテンツは目的がわかりにくく行動もしにくくなります。
濃い内容にすれば、長くなるのは理解できますが、
ただ1ページに詰め込むのではなく、
バランスや読みやすさを考えて作る考えを持たなければならないでしょう。
長ければ良い、文字が多ければ良いという評価は、
検索エンジンも精度を上げているので通用しなくなっています。
![悪質なSEO業者がスパム行為やガイドライン違反ばかりを行う理由](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/10/Reasons-why-a-malicious-SEO-violates-only-spam-actions-or-guidelines.jpg)
コンテンツに価値を与えられないSEO施策はダメ!
内容や情報に厚みを持たす、
ユーザーに価値を与えるという観点からコンテンツの制作や、
改善を考えていないSEO施策には意味がありません。
文字が多ければ内容が濃くなるという考えは間違いで、
内容を濃くしたら文字数が増えるという方が正しいでしょう。
内容を濃くして増えた文字数やコンテンツも、
- 読みにくい
- 伝わりにくい
- 疲れる
- 無駄な部分がある
- まとまりがない
など読み返してそう感じるのであれば削ったり、構成を見直すことが必要です。
コンテンツは自分で制作した経験がないと、
聞いたような知識や施策に考えが偏りがちです。
また、過去通用していたようなレベルのコンテンツの質で大丈夫、
という考えを引きずっている方もいます。
SEO施策と言えど、コンテンツの価値を高める一番の近道は、
価値ある情報や独自の情報などユーザーが読んで満足できる内容を突き詰めていくことです。