会社に勤めていると人間関係というものが必要な場合がありますよね。
一応、同じ組織に属し同じ空間で時間を共有するのですから、
職場の人と仲良くなりたい!と思うことも理解できます。
ですが、職場の人と仲良くなる場合は仕事にプラスの効果がなければ、
仲良くなったところで意味がありません。
職場の人と仲良くなるということを冷静に考えていきましょう。
職場の人と仲良くなりたいと思う?
なぜ職場の人と仲良くなりたいと思うのでしょうか。
職場はコミュニティとして閉鎖的空間ですので、
その空間に馴染めるか馴染めないか、は働いていくうえで影響が大きいですよね。
多かれ少なかれ職場の中で出来た空気や影響力を持つ人が、
職場の人間関係を構築しているという部分はよくあることだと思います。
そのため、入社してまだ周りのことがよくわからない段階で、
早く職場の人と仲良くなって馴染みたいなぁ、と思ってしまう人もいるわけです。
ですが、このような考え方で職場の人と仲良くなろうとするのは危険もあるのです。
![【職場の雰囲気を悪くする人】何故かいる職場の雰囲気を悪くする人とは?](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2020/03/People-who-make-the-atmosphere-of-the-workplace-worse-Who-makes-the-atmosphere-of-the-workplace-worse-320x180.jpg)
職場の人と仲が悪いよりは仲は良いほうがいい
危険もあると言いましたが、職場の人とは仲が悪いよりは仲が良いほうがいいのは否定しません。
普通に考えて、忌み嫌われた存在になるよりは、好かれたほうがいいですからね。
ですから、仲良くしようと考えること自体は間違っているわけではないのです。
別に嫌い合う必要もないですし、わざわざ孤立する必要もありません。
ですが、会社は学校ではなく友達を作りに行く場ではない、
ということを忘れてはいけません。
また、社内では競争もあり、人を陥れたり、蹴落としたり、などの、
争いが水面下や裏では行われている場合もあります。
なんでも真に受けて信じればいいということは社会に出たら通用しないこともあり、
警戒心を持って職場の人間関係は考えないといけない部分もあるということです。
![職場でプライベートを話さないことで下世話なプライベートの詮索や干渉を回避する](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2020/03/Avoiding-private-prying-eyes-and-interference-by-not-talking-privately-at-work-320x180.jpg)
職場の人と仲良くなりたい理由はなに?
重要なのは、職場の人と仲良くなりたい理由や動機です。
ただ単に、早く馴染んでこなれた感出したいとか、
みんなの輪の中に入りたい、なんていうへなちょこな理由や動機で、
職場の人と仲良くなりたいと思い仲良くなろうとするのは危険です。
仲良くなるというより、染まりに行く、なあなあになりにいっているだけで、
本当の意味で仲良くなれることなんてこのパターンではありません。
表面上は楽し気な感じまでは行くでしょうが、
関わらない方が良い面倒な人たちも職場にはいるわけで、
早く馴染みたいからという稚拙な理由で行動してしまうと、
ここらへんの見極めができていないので、面倒なことになりやすいです。
また、仲良くなったというか溶け込んだ風になったとして、
なにかプラスな効果はあるのでしょうか?
なんとなく、寂しさや疎外感から焦って縮めようとした距離は、
あとあと面倒な人間関係に巻き込まれて行く可能性が極めて高いので、
あくまで仕事がうまく回る、仕事にプラスになる関係性を構築したり、
それぞれの人間性や考え方をしっかりと把握したうえで行動すべきなのです。
![会社に友達は必要?職場に友達を作ろうとするのをオススメしない理由](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2019/11/Does-your-company-need-friends-Why-not-recommend-trying-to-make-friends-at-work-320x180.jpg)
職場の人と仲良くなったことが仕事に活かされてる?
職場は仕事をする場ですので、仲が良いだけでは意味がありませんよね。
仲も良く仕事に好影響を与えている状態が大切なわけです。
プライベートで仲が良かったり、飲んで親睦が深まった、趣味の話で盛り上がった、
なんてことは仲良くなるキッカケとしてはよくあるものではありますが、
職場の場合は、で、仕事になんかプラスされてる?
ということを考えなければいけません。
むしろ仲良くなったことで、お互いに仕事で妥協し合ったり、
なあなあな状態で仕事をしてしまうという負の影響もあります。
仲の良さを考えるときに、仕事に対して真摯に向き合い、
より良い仕事をするためにお互いに意見や行動をとれる関係である、
という部分を考えないで、
仕事以外の面での仲の良さばかり求めてしまうと、
職場では良い人間関係とは言えないでしょうし、仕事もうまく回っていかなくなります。
また、なにかトラブルが生じた場合は、プライベートでも仕事の面でも、
上辺だけの仲の良さだけで構築された関係ほど脆いものはないのです。
![職場で仲間外れでも良い状態と悪い状態の違いとは?](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2020/04/Whats-the-difference-between-good-and-bad-at-work-320x180.jpg)
職場の人間関係は利害関係なので仲良くだけじゃダメ
仕事に関してはお互い良い影響もなければ、反発し合ってはいるが、
仕事から離れれば、親友という関係もないことはないかもしれませんが、
このような奇妙な関係は稀でしょう。
多くの方は、職場の人と仲良くなりたいと思うことはあることでしょうし、
仲良くなれたら悪い気もしないですし、良いことも多くはありますよね。
ですが、職場は特殊な環境下であるということは忘れてはいけません。
また、職場の人間関係は仕事や会社を通じての関係であり、
利害関係の上で成り立っている部分も少なからずあることも意識しておきましょう。
損得なしの友情とは言い切れない要素がとても多いのが職場です。
仲良くなることは素晴らしいことですが、
本当に信頼できる人間かどうかはしっかりと見極めなければ痛い目に遭うかもしれません。
あくまで仕事をする場の人間関係として円滑になるかどうか、
より良いものになるかどうか、の視点で職場の人と仲良くなりたいということを考えましょう。