会社はこれまで良くても、急に合わない、働いていられない状態になってしまうこともあるものです。
なぜ、そのような会社になってしまうかはそれぞれ要因がありますが、働いていられないと感じるのであれば我慢しているだけでなく会社を見限る必要があります。
会社を見限るタイミングとして考えられる要因を見ていきましょう。
会社を見限るタイミングは重要
会社を見限るタイミングは重要です。
どんなに愛着がある会社であっても誤った方向に行くことはありますし、入社してこれまで何の不満もなく働けていたとしても急に大きな不満を抱えてしまう出来事が起こる場合もあるからです。
どのような会社であっても嫌になったからすぐに辞めるという決断をするのは難しいものですが、ズルズルとストレスを抱えたまま勤め続けるのも、この先も勤めたいという気持ちがないままダラダラいるのも得策ではありません。
多くの場合でその会社にいることが苦痛であると感じたのであれば、いることで良くなることはほとんどありませんし、会社が良い方に変わるなんてことは起きないからです。
会社を変えようとするよりは、自分が会社を辞めて違う環境に身を置く方が簡単な解決になります。
無駄な時間を過ごさないためにも、会社を見限るタイミングや要因を把握しておくことが重要になるのです。

会社を見限るタイミング:上司が合わない
直属の上司と合わない場合は、会社を見限る前に異動するなどを試してみるのもいいかもしれませんが、あなたと合わない上司の下で仕事をしていても適切な評価が得られない可能性が高いので早めに見限ってもいいでしょう。
働くうえで上司の存在は非常に大きいので、上司と合わないだけでストレスはとても大きくなります。
また、あなたと合わない上司は会社から評価されてその役職にいるわけですから、根本的な価値観などが会社とも合わないのかもしれません。

会社を見限るタイミング:文化や体質が合わない
最近はカルチャーやバリューなどの言葉で濁されていますが、会社の文化や体質が合わないと所属していることだけで苦痛になります。
会社に染まれずに違和感を抱き続けるのは相当ストレスですし、文化や体質が合わないということは、価値観も合わないともいえるわけですので、あなたにとって適した会社ではないと考えられます。
会社でなくても文化や体質、風土や雰囲気が自分と合わない何かに所属していることは相当な苦痛ですので、早めに見限って別にいくほうがいいでしょう。

会社を見限るタイミング:残業が多すぎる
許容を超えて残業をしないといけない、業務量が多いなどの状態でライフワークバランスが保てない職場であれば早めに辞めたほうがいいでしょう。
簡単に言えば、ブラック企業と言えるかもしれませんし、会社として異常な状態です。
仕事に疲弊してしまうような状態は、働くということで考えても不適切ですので早めに見切りをつけておさらばしましょう。

会社を見限るタイミング:人間関係のストレスがデカい
ヤバいやつがいる、空気が悪い、部署崩壊状態であるなどなど人間関係のストレスが大きいのであれば、その会社で無理に仕事をする必要はないでしょう。
多かれ少なかれ人間関係というものが会社では発生しますが、その部分にストレスが大きくなってしまうと本来の目的である仕事にも支障が生じてしまいます。
会社でのストレスや悩みの原因の多くは人間関係であるとの話もあるので、人間関係のストレスは甘えなどではなく優先すべき判断基準として活用して下さい。

会社を見限るタイミング:まともな社員が辞めていく
真面目に仕事をしていた社員やエース社員などのまともで優秀な人材が辞めていく会社は見限ったほうがいいかもしれません。
あなた自身が何かを感じていなかったとしても、大きな問題やヤバくなっていく前兆があるのかもしれません。
普通で考えれば、まともで優秀な社員は辞めずに出世なり適正な評価をされて厚遇されていくはずですが、その逆が起きているということは何かヤバい方に会社が向かっているということかもしれないのです。

会社を見限るタイミング:経理が辞めていく
経理担当者が辞めていくのもけっこう危ない前兆と考えることができます。
一番、お金の流れを把握しているのが経理であることが多いので、会社の調子というのをダイレクトに数字で把握している場合があるからです。
調子が良い会社であれば辞めていく可能性は低いので、経理が去っていく会社はカツカツになっているのかもしれません。

会社を見限るタイミング:役職者が辞めていく
管理職やマネージャー陣、もっと上の経営陣などが辞めていく会社はボロボロかもしれません。
経営的にまだ問題ないとしても暴走をし出して愛想を尽かして辞めていっている可能性もありますし、舵取り役となるべき立場の人間が去っていく会社というのは、なんらかの問題が発生していると考えたほうがいいでしょう。
場当たり的な人事や配置転換、部署やチームを乱発させるなど組織全体でわけのわからない動きになる可能性が高く、危ないと考えたほうがいいかもしれません。

会社を見限るタイミング:給料や経費削減が進む
シンプルに成果を出しているのにもかかわらず、給与が下がるのであれば不満も感じるでしょうし、会社としてもおそらくうまく行っていない状態と考えていいでしょう。
また、経費削減など必要な部分までもケチるようになってくるとけっこう厳しい状態なのかもしれません。
どのような理由があれ、単純にまじめに勤めていて給与を下げられるような会社にはいる必要はないので早めに次を探したほうがいいでしょう。

会社を見限るタイミング:事業計画が頻繁に変わる
事業計画や目標が頻繁に変わってしまう、非現実的なことを言い出しているようなら、もうその会社は迷走しているといっていいでしょう。
そもそも計画や目標が途中で変わるということは、それまでの動きが失敗していたり無駄になっているわけです。
戦略を立てている人間らが判断ミスをしていて、急転換してそれらを下に押し付けているようでは良い方向に向かうはずなどありません。

会社を見限るタイミング:経営者が暴走している
会社のTOPである経営者が暴走を始めてしまうともうその会社は終わりです。
終わるスピードはそれぞれでしょうが、ほとんどの場合は悪化の一途を辿り多くを失う結果になります。
経営者がおかしなことを言い出した、イエスマンを囲って妄想トークをしている、根拠のないことばかり話したり実行しているというような暴走が目に見ているようであれば、もう見限る以外に選択肢はないと考えてください。

会社を見限るタイミングを見逃すな!
会社を見限るタイミングや要因はさまざまありますが、どうであれ心のどこかにこの会社にいることについて悩んでいる状態ではあるはずです。
そうでないのであれば、そもそも会社を見限ることを考えることはないので、会社を見限るタイミングや要因はあなたの背中を押すきっかけや判断の後押しとしての役割としてしか使えないわけです。
どのようなタイミングや要因があったとしても、最終的にはあなたの気持ちが会社から離れたタイミングが会社を見限るタイミングといえます。
見限ると決めたのであれば決断は早ければ早い方がいいので、あなたの気持ちと会社を見限るタイミングや要因を見逃さずに、腹を決めて早めに決断や行動をしていきましょう。