中古ドメインといえば、Googleペナルティ・手動ペナルティのリスク。
という言葉を多く耳にすることでしょう。
どちらも中古ドメインでなくても生じる可能性はあるリスクですが、
なぜ、中古ドメインの場合はペナルティの話が多く持ち出されるのでしょうか?
中古ドメインのリスクとして語られる手動ペナルティ
中古ドメインの手動ペナルティはリスクとしてよく語られます。
簡単にいえば、中古ドメインはその名の通り中古品。
ドメインの品質なんて眉唾物ですが、ピンキリということです。
中古ドメインとしてドロップされていたり、市場に出ているもの、
転売しようとされているものの中にはブラックリスト級のものや、
手動ペナルティを食らった状態で出されているものも多くあるのは事実です。
何も考えずに、ドロップキャッチしてしまったものだったり、
中古ドメイン販売店のものの中にも手動ペナルティのものがあったり、
と完全新規ドメインにはありえない取得段階でペナルティ持ちということが起きます。
取得段階から中古ドメインの場合、手動ペナルティのものがあるという部分が、
中古ドメインで手動ペナルティのリスクが良く語られる要因でしょう。
![中古ドメイン(オールドドメイン)の最大のリスクは「中古ドメイン」であること!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/12/The-biggest-risk-of-second-hand-domains-old-domain-is-second-hand-domain-320x180.jpg)
なぜ中古ドメインが手放されたのか考えてみる
中古ドメインは、価値があると言われているものも、
価値がないと言われているものもありますよね。
販売店などではランク付けをしていたり、高いものは5万円以上なんてのもあります。
価値や価格なんて中古ドメインの場合は不確かなものですが、
全中古ドメインに共通して言えることは、
誰かに手放されたドメインである、ということです。
何らかの理由や事情で手放したものであるのでしょうが、
もう少し考えてみると手放していいと思ったから手放したわけです。
それは、高く売れそうだから売ったという理由もあるでしょうし、
中には、手動ペナルティになって手放したくなったということもあるわけです。
中古ドメインを良いと思うのは勝手ですが、
手放されたドメインである、という部分は忘れてはいけません。
![なぜ中古ドメインのよく言われるSEO効果は冷静に考えればSEOに効果がないことばかりなのか?](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2019/09/Why-is-the-SEO-effect-of-second-hand-domains-often-not-effective-when-it-is-considered-calmly-320x180.jpg)
手動ペナルティの中古ドメインでもスコアが良かったりする
中古ドメイン販売店では、中古ドメインのスコアなどを表示していますよね。
おそらくSEOツールやバックリンクツールから、スコアを持ってきていることでしょう。
そしてスコアが高いものは、高値が設定されている仕組みが多いです。
または、仕入れ段階で金がかかったものが高値とか。
自分で中古ドメインを探す際も何らかのツールを使っている人もいるでしょうが、
これらのツールのスコアはあまりあてになりません。
しかも、手動ペナルティのドメインですら高いスコアが出てしまうことが多くあります。
中古ドメインの手動ペナルティを完全に見抜く方法がないのが現状です。
また、スコアの高さがドメインの価値と比例しないことも覚えておくべきでしょう。
![ドメインでSEO対策は嘘!SEO目的のドメイン選定や中古ドメインの利用は間違い!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2019/05/SEO-measures-in-the-domain-lie-The-domain-selection-for-SEO-purpose-and-the-use-of-used-domain-are-wrong-320x180.jpg)
中古ドメインの価値や価格はすべて言い値やデタラメ
すべてのとは言いませんが、基本的には中古ドメインの価格や価値なんて、
すべて売る側の適当な設定です。
または買いたい人などの自分の中の価値基準ぐらいです。
このドメインはいくらが適正なんて基準はないと言えるでしょう。
中古ドメインの価格に幅はありますが、
それはツールのスコアが基準であったり、売り手の仕入れ価格が反映されていたり、
と明確な価値を金額で表しているわけではないということです。
スコアが高いものでもペナルティのものもありますし、
価格が高い中古ドメインを使えば、安いものより効果が高いなんてことはありません。
何らかのツールを利用しているならば、検索結果のドメインを計測してみてはいかがでしょうか?
スコアが高い順に並んでいるわけではないということがわかると思いますよ。
![中古ドメインの販売やSEO効果を推し過ぎる業者は情弱狙いのビジネスである!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/11/Companies-that-overpower-sales-of-second-hand-domains-or-SEO-effects-are-business-with-a-weak-target-320x180.jpg)
中古ドメインは運用後のペナルティリスクも潜在的に高い
中古ドメインはGoogleペナルティのリスクが運用後も潜在的に高いと言えます。
なぜなら、過去の影響がいつ出るかわからない部分もありますし、
バックリンクがサイトの持ち主が変わったことで、一斉に削除されることもあります。
また、中にはリスクが高いバックリンクが潜んでいて時限爆弾的にということもあります。
また、リダイレクト設定などを中古ドメインの場合はするでしょうが、
露骨なリダイレクトやページ遷移をすること自体がスパム行為とみなされることもあります。
普通にサイト運用をしてたとしても、完全新規ドメインと違い、
取得時点でペナルティがない中古ドメインであっても、
Googleペナルティのリスクは高いと考えておいて損はないでしょう。
![【正しいサイトの価値の見抜き方】ドメインスコアやリンクでは見えない本当の価値!](https://ksmtk.net/wp-content/uploads/2018/09/【How-to-find-out-the-correct-value-of-the-site】-Real-value-not-seen-by-domain-score-or-link.jpg)
中古ドメインに確実にあるのは効果よりリスクとは言える
中古ドメインにまったく効果がないとは言いません。
絶対に使うなとも言いません。
ただ、中古ドメインに確実にあるのは効果とリスクどっち?
と聞かれれば、リスクと答えます。
リスクが全くない中古ドメインはないと言えるのではないでしょうか。
某中古ドメイン販売サイト立ち上げに参加し、知識がなかったので、
Googleフォーラムに中古ドメインの効果はあるかのような質問をしたところ、
Googleフォーラムのマスターたちから、使うな、使うのは推奨しない、
という声しかもらえなかったのに、中古ドメインをテーマにコンテンツを制作し、
SEOで集客していかなきゃいかんのかーと、落胆したものです。
当時は知識がなかったのですが、スタートから良いものじゃないものを売るという部分に、
個人的には、嫌な気持ちでした。
まぁサイトはそこそこ成功し月商で300~500万程度SEO集客から売上ていましたが、
騙している気分でしたし、無知な人や勿体ない買い物をする人が多いのだなぁ、
という思い出しかありませんね。
金を出して、リスクを買うという行為に中らずと雖も遠からずって感じです。