働いていて、社内に敵がいると感じてしまうようなことはないでしょうか。
馬が合わない、ちょっと苦手であるなどとは違い、敵だなと思ってしまうようであれば、その会社は危ない方向に向かっている可能性があります。
社内は敵だらけと感じるようであれば、その会社から脱出すべき理由を解説します。
社内の敵とライバルとの違い
まず社内の敵というのは、ライバルなどとは違い、あなたにとって、もっと言えばまともな社員やまじめに仕事をしている人にとって、害にしかならない内部の人間であるかどうかという視点で考えてみましょう。
ライバルであればお互いに競争する部分があったり、時には協力体制をとる場合もありますし、会社にとってもプラスの効果が生まれる可能性もありますよね。
しかし、社内の敵というのは会社自体にも悪い影響を与えている存在です。
客観的な視点で、働いている個人としても会社全体として見ても、こいつは害悪でしかないなという存在が社内の敵というものです。
ですが、この害悪といえる社内の敵が多数派になっていたり、会社の舵取りに大きく影響する立場になっていることがあります。
このような場合では、狂った敵が正しいという空気に社内がなっているので、まともな社員が辞めていっているなどの兆候がもうすでに現れているかもしれません。
もっと言えば、このような影響力のある立場の人々ではないと社内の敵という立場になれないですし、当の本人たちは自分たちが正義でいるつもりでいるので、社内の敵が生まれたら最後であって取り返しのつかない状態に足を突っ込んでいると考えてもいいかもしれません。
社内に敵が多いと仕事はうまくいかない
社内に敵が多いのであれば仕事はうまくいかない状態になっていることでしょう。
社内の敵というのは、社内のまともな社員の仕事を邪魔することが主な業務になりますので、無駄なことが多く生まれていたり、これまでうまくいってたことをひっくり返すようなことをされたりします。
つまり、足を引っ張ることを無意識にというか息をするようにしてくるのが社内の敵です。
ただ、難しいのは社内の敵というのは末端の社員ではなり得ないということに注意が必要です。
末端の社員がこのようなことをしても単に仕事ができない、協調性がない、存在であって大局に影響することはほぼないからです。
しかし、社内の敵というのは社内に影響力がある人物がなるものですので、大きな改悪やこれまで良かった部分が多く失われるなどの動きが顕著になります。
こうなっていくと仕事がうまくいかないどころか、会社にいること自体も難しくなってしまうでしょう。
社内に敵が多いと感じるシチュエーション例
社内に敵が多いと感じるシーンはどのようなときか例を見ていきましょう。
- 妙なルールや報告義務が増える
- 妙に高い目標を背負わされる
- 上層部が責任を取らない
- 内部の誰かや何かのせいにしたがる
- クレドなどの洗脳が始まる
- 古参やキーマンが去って行っている
- 現場を知らない上に詰められる
- まともな管理職が降格している
- 変革という名の改悪が行われている
- 上層部が現実を見失っている
邪魔でしかないルールや無駄でしかない報告義務などが増えるのは社内の敵が暗躍している結果でしょう。
社内の敵は無駄に把握したがりでいろいろなことに顔を突っ込みたがるので無駄なルールや報告義務などを課してきますが、それが活かされることはなく、ただ無駄が増えただけで終わります。
妙に高い目標を背負わされる傾向も社内の敵が幅を利かしている証拠でしょう。
社内の敵というのは、現実を見れていなくて、責任を取る気もなく、ただただ到達不可能なことを達成しろという舵取りをしだすので、このような現実味がないことを丸投げしてきます。
そして、うまくいかない場合は責任は他にある、誰々が悪い!ということにしたいので内部に生贄を作り保身に走ります。
保身のために社内の敵は狂った考え方に疑問を持たないような洗脳教育を行いますので、その過程でまともな社員は去っていくことになります。
最終的には、まともな社員や優秀な人を外して、社内の敵は洗脳済みイエスマンたちと非現実的な妄想をベースに改悪をしつづけるということになるのです。
社内に敵だらけな会社が終わっている理由
社内に敵だらけと感じるのは会社そのものを形成している、運営しているメンツが敵としか思えない行動や言動をしていると感じるからです。
つまり、社内が敵だらけと感じる状態は会社自体がもう敵というか狂っていると感じるからと言ってもいいかもしれません。
このように感じてしまうような会社になっているようであれば、もともといた社員の多くは退職してしまうでしょうし、良さが失われてしまったと感じる社員も多く出ていることでしょう。
社内に敵のような存在が生まれる要因の一つに、会社はある程度の成功を収めていて、次なるステージを目指している状態であることが大きく影響します。
ある程度の成功までは一丸となって行えていたかもしれませんが、それより先を目指す、悪く言えば身の丈に合っていないことをしようとしていると、少しでも進め方を間違えてしまうと大きな改悪につながってしまうことがあるのです。
また、成功体験をしているので過ちに気が付きにくくなっていることもありますし、会社を拡大する中でこれまでの良さを形成していた人々ではなく、中途で肩書だけの無能野郎を重用してしまっているケースもあります。
このような背伸びを始めた会社というのは会社そのものがこれまでの会社から見たら敵としか言えない状態、すごく悪い方向に変わってしまったなと感じるぐらいの変化をしてしまうのです。
悪い変化だと多くの場面で感じるようであれば、その会社の結果がどうであれもう見切った方がいいかもしれません。
社内の敵は最終的に会社そのものがなる
社内の敵というのは最終的には会社自体がその存在になります。
結局のところ、うまくいかない原因は会社自体の判断が悪いからといえます。
そして、会社そのものというのは会社を運営する権力を持つ人々です。
つまり、社内の敵というのは会社そのものといえる人々が悪い判断をすることで変異していった結果なのです。
もし社内に敵がいると本当の意味で感じるのであれば、その会社はあなたにとってはもう泥舟といえるので、なるべく早く脱出するようにしてください。