パートばかりの職場というのがあります。
経費削減の一環でパートを多く雇っているのでしょうが、
管理者が有能でないと、
パートしかいない・パートが多い職場では、
様々な問題が生じるという危険性が高いのです。
なぜ職場にパートが多いと問題が出やすいのか?
職場にパートが多いとなぜ問題が起きやすいのかというと、
パートは働いている人も、会社側も双方が、
「パートだから」という謎の価値観を持っているということです。
- パートだから仕方がない
- パートだから我慢しろ
- パートにやらせておけばいい
- パートを増やせばいい
など、パートで働く人自身もパートを雇う企業自体も、
パートというものに対して意識が低い価値観があるので、
雇う側も働く側も意識が低い雇い手と働き手という関係になり、
職場の中や仕事の中でパートが占める割合が高まるにつれ、
不具合や問題が生じやすい状況になるのです。
パートばかりの職場の危険性:生産性が低い
パートで働いている方は主婦など片手間な方が多いので、
急な欠勤も多いですし、仕事をバコバコやったろう、
という考えを持っているわけではないので、
簡単に休んだり、ダラダラといるだけで終わったりと、
仕事の生産性が低くなる傾向が強いです。
パートが多い職場でこの傾向が強くなると、
全体的に生産性が低いことが普通になってしまうこともあります。
パートばかりの職場の危険性:落ちこぼれが出やすい
パートが多い職場はパートがパートに仕事を教えたり、
パートの中でも古参パートが指示をするということがありますので、
教え方が適切ではなかったり、
ちゃんと教えられる人材がそもそもいないなどもあります。
また、採用する側もパートだからと、
いい加減な基準で採用することも多く、
まったく適性がなく向いていないような人が入る確率も高いので、
パートが中心の職場は落ちこぼれが生まれやすい土壌と言えます。
パートばかりの職場の危険性:変なルールができる
多くがパート任せになっていると、
会社や管理する立場の社員も知らないような、
パートだけの独自ルールや教えができてしまうことがあります。
えっそんな無駄なことやってんの?とか、
そんな無駄な決まりがあったの?って思うような、
不思議で意味のない変なルールが生まれてしまい、
妙な上下関係の形成や生産性の低下に一役買います。
パートばかりの職場の危険性:人間関係の問題
パートが多いと社員は一人ひとりを把握していませんし、
いざこざや人間関係のトラブルがパート内で起きても、
会社や管理者の耳に入ることが少ないです。
ですから、パート内の人間関係の問題や、
パワーバランスや上下関係などの気持ち悪さが出やすく、
ふたを開けてみたらどろどろの状態だった、
なんてこともあるぐらいにパートばかりだと、
人間関係の闇の部分が生まれやすい傾向があります。
パートばかりの職場の危険性:自分で考えない
パートで働く人はパートなので、
決まった時間に与えられたことをすればいい、
程度の考えしか持てません。
仕方がない部分はありますが、
考える仕事をさせる場合はパートだと難しい部分があります。
どうすればいいかわからない、何をするか決めてほしい、
などの受け身の考え方が強い傾向があるので、
自分で考えずに指示待ちだったり、
自分で考え何か生み出す仕事をパートにさせるのは難しいです。
パートばかりの職場の危険性:義務を果たさず不満ばかり
パートが多い職場ではパートの不満が大きくなります。
不満の矛先を会社や社員に向け文句を言います。
文句を言う筋合いがある場合もありますが、
多くの場合は、
大して仕事もしていないくせに文句ばかり言っている、
というような、
義務を果たしていないくせに不満ばかりを言う、
厄介な存在というか危険分子な面倒くささを出してくるので、
特に管理者がしっかりコントロールしていないと、
パート内同士の不満も出るし、
社員と比較して待遇や環境などの不満も訴えてきやすくなります。
パートばかりの職場の危険性:責任感の欠如
パートに責任感を持たすことは難しいです。
パート感覚で仕事をしているという言葉があるように、
仕事に責任を持つというよりかは、
時間に対しての対価を得るためにやっている感覚ですので、
自分がやる仕事に責任を抱きにくいことがあります。
また、責任が伴う仕事をパートにさせるのも問題で、
そもそも責任がのしかかる仕事をパートにさせるのが無理な話ですし、
不満が出やすくなることにも繋がるので考える必要があります。
責任を持たないような仕事をしたいという考えが、
パートの人には強いので責任感が欠如している場合は多くあります。
パートばかりの職場の危険性:責任者が不在
そもそもパートを管理する立場の社員がいなかったり、
パートの人数に対して管理者が少なかったりで、
しっかりと指示や責任を持つ立場の人がいないこともあります。
また、パートの中で何となくリーダー的な存在ができていることに、
会社側も胡坐をかいてしまい、
明確に責任の所在や指示の範囲を設定していないままにして、
パート内でも混乱が起きてしまったり、
妙に強い立場のパートが生まれてしまう遠因になることもあります。
パートばかりの職場の危険性:妙な権力を持ちだす
パートが多い職場でパートの管理が杜撰だったり、
パートに監督的な仕事を任せてしまうと、
社員が把握していないことを把握していたりなど、
パートなのに立場が強い存在が生まれてしまい、
構造的におかしなことになってしまうことがあります。
妙な権力をパートが持つようになると、
仕事をする上でも不具合や面倒が起きやすくなりますし、
結局はパートなので責任を負わせるわけにもいかないので、
ただ単に現場を仕切っている無責任な口うるさい面倒なパート、
が生まれてしまい、
仕事を進めるうえでも指示を出す上でも変な感じになってしまいます。
パートばかりの職場の危険性:パート頼りになる
経費削減が目的だったのかパートを多く採用し、
会社の様々な仕事や大きな影響を与える仕事ですら、
パートが担ったりパートが仕切っていることが増えると、
いろいろな部分がパート頼りになってしまいます。
肝心な部分がパート頼りになるほど脆いものはありません。
パートですからいつ辞めてもおかしくないですし、
なにか問題が生じた場合の責任はパートでなく、
会社や管理者が持つ必要があるからです。
しっかり管理や指示をしていないでパート頼りになると、
知らない間に知らないことが起きて問題になっていたり、
パートが辞めたらこの仕事の部分がよくわからなくて回らない、
などのパート頼りの弊害から大きなトラブルに発展していくこともあるのです。
パートに仕事を任せっきりの職場は崩壊しやすい
パートばかりに仕事を任せている職場は、
ちょっとしたことがキッカケで崩壊しやすいと言えますし、
パート頼りになってしまっているのであれば、
大きなリスクを抱えた状態であるといえます。
パートでも仕事が優秀な人もいますし、責任感を持って働いている人もいます。
また、いろいろな都合でパートという働き方をしていることもあります。
ですから、パートばかりの職場が問題というわけではなく、
パートをしっかり管理して指示していない職場が問題なわけです。
パートで経済がや会社の業務が持っている部分はあるので、
パートを雇用して仕事を任せるのであれば、
しっかりと会社が管理や指示を出して、
パート頼りにならないようにリスク管理をする必要があるのです。