入社して右も左もわからないときに、
仕事を教えてくれないで放置ということがありますよね。
新卒であろうと中途であろうと、仕事を教えてもらえない、ということはあります。
未経験や新卒なら教えてもらえないと仕事は難しいですし、
中途の場合であってもその会社のやり方やルールなどがあって、
ある程度は仕事を教えてもらわないと厳しいことも多々あります。
なぜ仕事を教えてくれないという面倒な状況になるのかを考えていきましょう。
仕事を教えてくれないとお互いが不幸なことになる
仕事を教えてくれない、という状況は、
教えてもらえない側はもちろんですが、教える側も不幸になります。
しっかりと教えなかったことでトラブルや面倒が生まれる可能性もありますし、
能力がある方や経験豊富な方でも、
雑な扱いをされれば嫌気を感じてしまい離職の原因にもなり得ます。
多くの場合、新しい環境で仕事をするのは不安を感じるものですし、
慣れてくるまで本来の能力を発揮することが難しいこともあります。
また、仕事を教えてもらいながらコミュニケーションをして、
双方がどのような人間でどのような能力の持ち主かを探る部分もあります。
最初の1ヶ月や3ヶ月、もっと言えば試用期間などが設定されているのであれば、
その間にしっかりと仕事を教えておくことで、
お互いにいろいろと得るものや考える部分が出てくるものです。
この部分をおざなりにしたり、雑にしてしまうと双方に不幸が訪れてしまいます。
仕事を教えてくれない理由:教える気がない
そもそも仕事を教える気がない、ということもあります。
なぜかはわかりません。
仕事は教わるものではない!と考えているのかもしれませんし、
教える立場の人間がいなくて誰もする気がないのかもしれませんし、
教えなくてもできるだろ~ってのんきに思っているのかもしれません。
理由はいろいろあるのでしょうが、
ハナから仕事を教える気がないから教えるという考えがないということもあります。
仕事を教えてくれない理由:教えることができない
教えることができないということもあります。
教えるような仕事ではないのかもしれませんし、
感覚の様な部分で補うみたいな要素が強かったり、
やり方は自由で結果だけ出せばいいというスタイルかもしれません。
また、教える能力があるものがいないので、
仕事を教えることができないということも考えられます。
いずれにせよ、どうやって教えて良いかが定まっていない場合は、
教えることができないので教えられないっていうこともあります。
仕事を教えてくれない理由:嫌がらせ
あまり考えたくはないですが、嫌がらせというかわざと教えない場合もあります。
目的は有利に立ちたいのか、単純に新参者が気に食わないのか、
性格や人間性が腐っているのか、わかりませんが、
意図的に仕事を教えないことで困ったちゃんを作り出す人もいます。
社内の全員が全員こういう感じの人間ならその会社は辞めたほうがいいでしょう。
たまにというか、中にはこのような嫌がらせで教えてくれない人もいるので、
丁寧に頼んでも教えてもらえなかったり、嘘を教えられたりという場合は、
ちゃんと証拠を握っておいて、然るべき対処をしたほうがいいでしょう。
仕事を教えてくれない理由:大した仕事じゃない
ハッキリ言って仕事とされているものの中には、
これ意味あるか?と思ってしまうようなものもあります。
つまり教えるほどの仕事でもない、適当にやってくれればいい、
みたいな、ある意味でどうでもいいような仕事もあるわけです。
または、簡単な仕事であったり、軽い説明で出来るような仕事であれば、
わざわざ教えるまでの必要性がないということです。
相手がそう思っているだけで自分は教えて欲しいという場合は、
疑問点を解消するように働きかける必要性はありますけどね。
仕事を教えてくれない理由:マニュアルや決まりがない
仕事のすべてがマニュアルが必要なものではありませんが、
教えるということをするには、ある意味で順序や方法、やり方がないと、
教えるという行為自体ができないという部分もあります。
マニュアルがあったほうがいい仕事でマニュアルがなければ、
教えることに手間が生まれてしまったり、トラブル発生の原因にもなります。
また、会社自体に仕事のやり方の決まりや方法論などがない場合も、
基本の基本ぐらいも教えられないということも起きることもあるのです。
仕事を教えてくれない理由:マウントしたい
嫌がらせに近い部分もありますが、
教えてもらわないとしょうがない状態の人に、
あえて教えないことでマウントして有利に立とうとしている、
という精神が働いている場合があります。
いやぁ性格悪いなぁと思うしかないのですが、
こんなことも出来ないの?聞いてこないとダメでしょ?
などと、上からとにかくマウントして、威張りたいだけな人は、
あえて仕事を教えないプレイをしてくる可能性があるので注意しましょう。
仕事を教えてくれない理由:教える側が仕事ができない
教える側が仕事ができな過ぎて教えられないということもあります。
または、教えてきたとしてもヘタクソ過ぎてわからないとか、
間違ったことを教えてきたり、という危険性もはらんでいます。
仕事を教えるって結構難易度が高いことですので、
ハッキリ言って仕事ができない人間には無理な部分もありますし、
仕事ができない人から教わったとしても教わったことにならない、
ということも多々ありますので、教えてくれないのは不憫ではありますが、
ちゃんと仕事を教えられる人じゃないと教わっても無駄なこともあるのです。
仕事を教えてくれない理由:教わる側に問題がある
教わる側に問題があって教えてくれなくなるということもあります。
相手も人間ですから、不愉快な相手に親切にはしたくないですからね。
単純に教わる側の態度が悪かったりなどの人間性に問題があれば、
教えたいと思う人は少なくなっていきますよね。
また、何度も同じことを教えても出来ない、
全然、理解力が足りなくて進まないし覚えられていない、
というような状態であれば、愛想を尽かされてしまい、
あいつには教えても無駄だなと思われて避けられてしまうかもしれません。
仕事を教えてくれない理由:忙しくて教えられない
小さい会社など人数が少ない会社はタイミングによっては、
手が離せないということが出てきてしまう場合もあります。
日常的に忙しいという場合もありますし、
トラブルやイレギュラー的に忙しくなってしまうということもあるでしょう。
忙しいということで教えてくれないのは言い訳な気もしますが、
教える優先順位を低くしてしまう要因ではあります。
ですが、教えることで忙しさも今後は緩和するかもしれない、
ということもありますし、本当に教えられないぐらい忙しいのか?
という感じもなくはないので、忙しくて教えられないは詭弁なことが多いです。
仕事を教えてくれない理由:極端な放任主義
それぞれの仕事が独立していたり、関わり合いがない職場もあります。
また、自分がする仕事の担当が自分しかいない場合は、
教わるというよりも自分で考えて動く必要もあります。
聞きに来ない限り教えないという放任主義的な場合や、
状況的に自分で考えて動くしかないという場合もありますので、
必ずしも教えてもらえるという前提でいるのが通用しない場合もあります。
放任主義であれば自発的な行動や思考が必要ですし、
放任主義ではなくても自分で考えないといけない場合もあるので、
臨機応変な対応や確認などを意識したほうがいいでしょう。
教えてもらえなくて仕事にならないなら聞くしかない
結局、教えてもらえないと仕事にならないのであれば、
聞くしかないというのが結論ではあります。
独自に調べたり、盗み見て覚えるのも限界はありますからね。
早目に聞くということと、やはり覚えようという姿勢を見せて、
教えてもらう立場にいる場合は多少は良い子を演じる必要性もあります。
実際には、ふたを開けてみたらこんな簡単なことかと思ったり、
意味ねーとか、レベル低いー、と感じることもたたるでしょうが、
まだ会社についてよくわかっていない段階であれば、素直に聞いておきましょう。
その内、周りが見えてきてから改善点を伝えたり、我を出せばいいだけですからね。
まぁあまりにも話にならないような状態であったら、
転職も検討したほうが良いとは思いますが、最初の内は見えない部分も多いので、
あからさまにヤバいとか、やってられない!とならない限りは様子見するのが無難です。
ちゃんと仕事を教えてもらえないなら身の振り方を考えよう
ちゃんと仕事を教えてもらえない!という状況であれば、
いろいろと身の振り方を考えてみましょう。
例えば、自分に非はなく嫌がらせのように教えてもらえないのであれば、
早々にその会社は見切ったほうがいいかもしれませんし、
問題を上に報告するなりの対処が必要になるでしょう。
また、教えてもらうような状況ではないという場合であれば、
自分で考えたり、工夫をしたりして仕事を覚えたり、
むしろ自分から仕事のやり方を生み出すことも必要でしょう。
教えてもらう立場として態度や姿勢が不適切だと反省する部分があるならば、
その部分を見直して、最初の内はグッと我慢して様子見しましょう。
どのような状況で仕事を教えてくれないかによって、
自分の身の振り方を考える必要がありますので、
なぜ仕事を教えてくれない、仕事を教えてもらえないのか?
という部分を冷静に分析して対処していくようにしましょう。