退職前はやる気が出ない、というのは仕方がないことです。
なぜならもう退職が決まっているのに、
仕事や会社に行くことに、
やる気を出して取り組める人の方が少ないでしょう。
やる気が出ない故、退職前は休みがちにもなります。
退職前にやる気が出なくて仕事を休みやすくなる理由を考えていきましょう。
なぜ退職前はやる気は出ないのか
退職前にやる気が出ないのは不思議なことではありません。
もう自分がいなくなると決定している会社に対して、
必要以上の労働や貢献をする気がなくなるからです。
また、評価という面でもどうでもいいと思っている状態になります。
つまり、必死に仕事する気も意味もない状態ですので、
自然とやる気が出なくなっていきますし、
そもそも会社に来る必要もあるのかな?
という気持ちも芽生えてしまうわけです。
退職が決まった段階で心が先に辞めていると言えるので、
やる気が出なくなるのも仕方がない部分はありますし、
もっと言えば、やる気を出す必要性がないとも言えますね。
退職日が決まったことの安心感が大きい
転職が理由であっても、単純に辞めるというだけであっても、
退職を確定するまでに考えたり行動したりで、
けっこうな疲労感があるものです。
いろいろ調整や準備をして、
退職日が確定したというところまで行くと、
退職できるという安心感で気が緩んでしまいます。
退職日を迎えるまでに大きなヤマを越えているわけで、
あとは、その日が来るまで大人しくしていれば良いので、
緊張の糸が切れてしまっていることはあります。
退職日を迎えるまでよりも、
退職日を確定させるまでの段取りの方が、
大変でありしんどいことが多いので、
退職日が決まったことで安心しある意味ゴールをした気分になるのです。
退職前は休むハードルが低くなる理由
退職前は休むハードルが低くくなる理由としては、
しなければならない、ということが減るからです。
退職日までにこれやっとけってことは減りますし、
仮にやり終わらなかったとしても、もう関係ない話になります。
つまり、会社側も辞める人間にしなければならないことを任せませんし、
退職日が決まった段階で、いなくなる前提で物事が進むわけですから、
いないものとして基本扱われていくことになります。
ですから、出社したところでいないのと変わらないことが多く、
定時まで何となく過ごしてるだけになったり、
何となく過ごしていても問題がない扱いになるわけです。
無理に出社する意味も薄れていますし、
これまでの疲れもありやる気も失っているので、
休んでしまおうかなって気になりやすいですし、
会社としても休んでもらっても別に影響なしってことになるのです。
引継ぎが済めば退職前は高確率で暇になる
退職を告げてから多少は引き継ぎや調整で慌ただしくなりますが、
退職の一ヶ月前ぐらいには、ほぼほぼ暇になります。
暇にならない場合はやる気が出ないってなることは減ると思いますが、
会社で暇になってしまうと退職前じゃなくてもやる気はなくなりますので、
退職が決まっているなら余計にやる気は出ないでしょう。
何にもすることがなく暇な漠然とした時間を過ごすぐらいなら、
別に仕事に影響もあるわけじゃないし、
どうせもうじき辞めることになるんだし、
休んじゃおうかな、という考えになりやすいのは大きいですね。
退職日が決まれば用済み感は少なからずある
働いているこっちの気持ちが切れてしまうのと同時に、
会社側としても退職日が決まった段階から、
若干の用済み感は漂ってくるものです。
やはりあと少ししたら部外者になる人間ですので、
会社としてはいないものと考えるわけです。
ある程度の役職や大きな貢献をした場合は別でしょうが、
一般社員がひとり辞めようが大して影響なしと考えるので、
辞める日を調整したら事務手続きがあるぐらいで、
実務面では引き継ぎ以外にはやることは特にありません。
簡単な雑用や手伝いぐらいを退職までやらせるかってなもんで、
会社としても退職日が決まって以降は、
来ても来なくても別に関係ないわって感じもあるのです。
退職前はやる気が出ないなら休んでいいでしょう
退職前にやる気が出なくて休む、ということについては、
別に悩まずにというか気にせずに休んでいいでしょう。
なぜなら休んだところで自分にも会社にもダメージがないからです。
多少、手取りは減ってしまうでしょうが、
退職しないと手に入らない長目の休暇と割り切り、
やる気が出ずに怠いなら休んでしまっていいと思います。
出社してやることがない、行く意味があまりない状態でしたら、
退職前は特に気にせずに休んでも問題ないですし、
どうせ辞めるのですから、自分にプラスになる時間の使い方をしていいと思います。
休むにしても出社するにしても無理しないで、
自分の気持ちを最大限に優先して判断して退職前は良いのではないでしょうか。